1. ひがし食堂 | ふわふわ氷のぜんざいは、愛すべき沖縄の日常の味

ひがし食堂 | ふわふわ氷のぜんざいは、愛すべき沖縄の日常の味

【投稿日】2024年08月01日(木)| 沖縄発

沖縄自動車道の許田ICを降りて、さらに15分ほど北へ。名護市大東(なごし・おおひがし)の大通りから入った小道で店を構えるのが、平成29年(2017)で創業41年になる「ひがし食堂」です。11時の開店と同時に、島ぞうりを履いた近所の人や学生がぶらりとやってきては、ぜんざいや沖縄そばを食べていく…。そんな光景が一日中途切れることのない老舗の食堂です。


素朴な風合いのテーブルで味わうのに相応しいのが、昔ながらの「ミルクぜんざい」。こんもり盛ったミルク色の氷にスプーンを入れると、ほどよい甘さの金時豆とお餅が顔をのぞかせます。

口の中でふわりと溶けていく氷には、地元・名護の水を使用。2代目オーナーの儀部(ぎぶ)さんのお話では、かき氷機の刃を研ぐ手入れを毎日のように行うことで、ふわふわに削れるのだそうです。きちんと雑味をとって炊く金時豆も、手間ひまを惜しむことなく毎朝早くから仕込みを行っています。


「三色みぞれ」は、イチゴ・メロン・レモンの3色が鮮やか。どこの方向から食べようか迷ってしまいそうですね。

店に来る子どもたちの「3色食べたい!」という声に応えて、3種のシロップをかけて出したのがメニュー誕生のきっかけ。途中で3色が混ざり合っていく変化を楽しみながら、シャリシャリと食べ進めましょう。

また、冷やし物メニューはテイクアウトもOK。店の前に行列ができる繁忙時などに利用してはいかがでしょうか。


初めての来店でも、子どもの頃に通った店を思い起こすような、不思議な懐かしさがこみ上げる店内。子連れにうれしい座敷席もあります。

オープン当初から変わらないリーズナブルな値段設定は、「みんなに喜んでもらいたいから」と儀部さん。今では看板メニューのぜんざいを目当てに県内各地からのお客も増え、朝から大忙しの毎日です。沖縄に来る度に訪れる観光客のリピーターも少なくありません。

食堂という名のとおり、食事メニューも充実。こちらの食堂の「三枚肉そば」は、味の染み込んだ三枚肉(バラ肉)が3枚ものっています。儀部さんが「当初は2枚だったんだけど、“三枚”肉って呼ばれているから3枚盛り付けてみた」と話す、愛嬌のある一杯です。他にも人気ナンバーワンの「トーフチャンプルー」などの定番メニューがそろっているので、地元客に混じって沖縄のゆるやかな日常を体感してみてください。


【店舗名】
ひがし食堂

【冷やし物メニュー例】
ミルクぜんざい、三色みぞれ、イチゴミルク、宇治金時、宇治ミルク金時 など

【食事メニュー例】
トーフチャンプルー、チャンポン(沖縄風)、たまごやき定食、三枚肉そば、焼きそば  など

【住所】
名護市大東2丁目7-1

【問い合わせ(電話番号)】
0980-53-4084

【営業時間】
11時~18時

【定休日】
無休(1月1~3日、お盆は休み)

【駐車場】
あり


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【投稿日】2024年08月01日(木)【投稿者】たびらい編集部

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