1. うるま市を楽しむ! 闘牛からエイサーまで!おすすめ観光情報

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

うるま市を楽しむ! 闘牛からエイサーまで!おすすめ観光情報

  世界遺産の勝連城跡、浜比嘉島や伊計島などの美しい島、伝統的なエイサー、闘牛など、見どころ盛りだくさん!うるま市で生まれ育った唄者(うたしゃ)・神谷千尋がうるま市の魅力を紹介します。

1トンもの巨体がぶつかり合う闘牛は迫力満点!

  沖縄本島中部に位置するうるま市は、東海岸に面した勝連(かつれん)半島と、有人、無人を含め8つの島からなっています。2005年に4つの市町村が合併し、自然豊かな地形と美しい景観が未来永劫続くよう願いを込め、「さんごの島」という意味を持つ「うるま市」が誕生しました。
 世界遺産に登録された勝連城跡や海の上を走る海中道路は、観光地として人気があり、琉球最古と言われる伝統エイサーや、闘牛の盛んな街としても有名。雄大な自然とともに、歴史や伝統文化を堪能できるのがうるま市の魅力です。

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取材・文/monobox
更新日/2024年 7月


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神谷 千尋さん
(かみや ちひろ)
神谷 千尋 さん

うるま市の魅力を伝える達人
  うるま市津堅島(つけんじま)出身の歌手。津堅島の民宿「神谷荘」を営む家庭に生まれ、幼い頃から琉球民謡の宴の中で過ごします。沖縄民謡歌手として高名な伯父の神谷幸一のもとで琉球民謡を学び、高校3年生の時に琉球民謡協会コンクールで最高賞を受賞。島唄のルーツを辿りながら新しいスタイルの音楽を求め、精力的に楽曲制作やライブ活動に励んでいます。

うるま市観光のスタートは世界遺産・勝連城跡がおすすめ

美しい勝連城跡を地元の人たちは愛着を込めて「かっちん」と呼ぶ

  東海岸から太平洋側に突き出す勝連半島(かつれんはんとう)の丘の上に、勝連城跡はある。琉球王朝時代、この地域を支配していた人物「阿麻和利(あまわり)」の居城として有名で、2000年に世界遺産に登録されました。城跡の頂上部から望むパノラマは、エメラルドブルー、コバルトブルーなど沖縄の美しい海の色を楽しむことができ、沖縄本島中部を代表する観光スポットとして人気です。
 達人の千尋さんのおすすめは、毎年6月に行われる「ぐしく島唄あしび」です。ライトアップされた勝連城跡をバックにうるま市の歌い手が集い、島唄を披露。フィナーレは泡盛を片手にカチャーシー(沖縄民謡の演奏に合わせて踊る、即興の踊り)で締めくくります。千尋さんも毎回出演しており「世界遺産の勝連城跡で歌うことができ、特別な清々しい気持ちです。観客に今までにない景色を見せることで、世界遺産をもっと身近に感じてもらえればうれしいです」と語ります。

沖縄を代表する絶景ドライブスポット「海中道路」を渡る!

晴れた日には爽快なドライブが楽しめる

  海中道路はうるま市の与那城(よなしろ)から平安座島(へんざじま)へと延び、その後、浜比嘉島(はまひがじま)、宮城島(みやぎじま)、伊計島(いけいじま)を繋いでいます。橋の左右には澄み渡る海が広がっており、この景色を眺めるために訪れる人が後を絶ちません。「曲作りや歌詞のイマジネーションを働かせるために、よく海中道路を訪れる」という千尋さん。そんな彼女がすすめる楽しみ方は、なんといってもビーチパーティー! 目の前に広がる海を見ながら、ビールや泡盛片手にワイワイ楽しむことです。海中道路の駐車場ロードパークにはトイレやシャワー設備が整っているので安心。海中道路の途中にある海の駅「あやはし館」では、新鮮な魚が手に入るのでバーベキューの材料にも最適です。
 マリンスポーツも盛んで、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンなど、季節を問わずスポーツを楽しめるのも海中道路の魅力。旧暦3月3日には「浜下り」という伝統行事も行われ、潮干狩りをする家族連れでにぎわいます。

息をのむ牛の熱き闘い「闘牛」はうるま市名物のひとつ

闘牛は昔から沖縄で親しまれてきた大衆娯楽

  うるま市は県内でも闘牛大会が多く開催され、闘牛はうるま市の目玉のひとつと言えます。かつて闘牛大会が数多く開催された安慶名(あげな)闘牛場の近くのマンホールには、闘牛の絵が描かれているほどです。市内をドライブすると、闘牛の散歩に遭遇することもありますよ。
 沖縄の闘牛は、牛同士が激突し、どちらかが戦意を喪失し逃げるまでが勝負。闘牛士(勢子)のヤグイと呼ばれるあおる声に興奮した牛が、相手の額や腹を突いたり、自らの角をぶつけたりとさまざまな技を巧みに使いこなします。1トンもの巨体が激しくぶつかり合う姿は圧巻。石川多目的ドームでは、年間を通して約20回闘牛大会が開催されますが、なかでも盛り上がるのは春、夏、秋に行われる「全島闘牛大会」。秋の「うるま祭り闘牛大会」では、闘牛を無料で観戦できます。
 最近では「闘牛戦士ワイドー」というローカルヒーローが誕生し、子どもたちにも大人気。「ワイドーは子どもも大好きで、うるま市のさまざまなイベントに登場するので、身近に闘牛を感じられるようになりました」と語る千尋さん。闘牛大会では、勝った牛へのファンファーレや三線演奏、カチャーシーが行われ、親子連れにも人気のエンターテインメントとなっています。

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地域の伝統行事「エイサー」で歴史と文化を感じる

古き時代から大切に受け継がれてきた沖縄舞踏「エイサー」

  「エイサーは地域の文化、歴史を紡ぐ大切な行事。エイサーから地域の魅力を感じてほしい」と語る千尋さん。エイサーとは、旧盆の最終日(旧暦7月15日)に、現世に戻ってくる祖先の霊を迎えるための念仏踊りのことです。
 うるま市の伝統エイサーでは20以上の青年会があり、特に古くからの伝統を受け継ぐ「平敷屋(へしきや)エイサー」と、華やかな衣装で威厳のある踊りを披露する「屋慶名(やけな)エイサー」が有名です。毎年、旧盆近くになると街のあちらこちらでエイサーの練習が行われ、夜遅くまでかけ声や太鼓の音が鳴り響き、うるま市では夏の風物詩のひとつとなっています。旧盆の夜には、各地域の青年会がエイサーを踊りながら道を練り歩く「道ジュネー(みちじゅねー)」が見られます。
 「生まれ故郷の津堅島は、島を離れた青年たちが旧盆に合わせて帰郷し、島は道ジュネーでにぎわいます。各地域の伝統エイサーにはそれぞれ独特の音があるので、ぜひ旧盆に道ジュネー見て、そこでしか味わえないエイサーを堪能して欲しいです」と千尋さん。最近では、年間を通して沖縄県内各地でエイサーのイベントが開催されていますが、旧盆時期に沖縄に訪れる際には地域の伝統的なエイサーを体験してほしいですね。


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うるま市の魅力を紹介

人気の観光名所

  うるま市の人気の観光名所を紹介します。

  • NO1青い空と青い海に映える、赤い橋が印象的
  • NO2いつも多くの観光客でにぎわっている勝連城跡
  • NO3水牛車で園内をめぐるのが人気
おすすめポイント
  観光客に人気のスポットは「海中道路」。海を真っ二つに割ったような橋の先にある平安座島から、浜比嘉島、宮城島、伊計島までは人気のドライブコースとなっています。勝連城跡は、高低差を活かした城づくりが特徴。亜熱帯の植物に囲まれリフレッシュできる、ビオスの丘もおすすめですよ。

おすすめのイベント

  伝統や文化を受け継ぎながら現代も楽しめるイベントは、迫力があり、見どころも満載です。

  • NO1牛と牛とがぶつかり合う姿は迫力満点
  • NO2迫力のある演舞間近で見ることができる
  • NO3
おすすめポイント
  うるま市には沖縄県唯一の全天候型闘牛場があり、年間を通して
闘牛大会
が行われます。また、うるま市エイサーまつりも毎年開催されるイベントのひとつで、各地域に受け継がれた力強く躍動感あふれる演舞が堪能できます。新しいエンターテインメントとして県内外から注目を集めています現代組踊「肝高の阿麻和利」。勝連城跡最後の城主「阿麻和利(あまわり)」をモチーフにしたもので、世界遺産の勝連城跡での公演も見ものですよ。

近辺の離島情報

  のんびりとした時間が流れるおすすめ離島。

  • NO1海の透明度が高く、ダイビングやシュノーケリングが人気
  • NO2いにしえからの聖地の島。雄々しさと穏やかさが同居する
  • NO3
おすすめポイント
  海中道路の先にある平安座島、浜比嘉島(はまひがじま)、宮城島、伊計島。それぞれの島には石垣と赤瓦の古民家が並び、のんびりとした時間が流れています。縄文時代の遺跡「仲原(なかばる)遺跡」 も見どころの一つで、観光客に人気があります。

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うるま市への交通アクセス情報

  那覇空港から一般道を利用して、車で約1時間30分
那覇空港から沖縄自動車道・石川IC経由、車で約1時間

うるま市観光のQ&A

Q 勝連城跡の見学時間、入場料について知りたい。
A 見学時間の定めは特になく、自由に見学可能。照明が設置されていないため、日没後の見学には注意が必要です。入場無料。
Q うるま市エイサーまつりは、何月頃に開催され、何団体くらい出場するの?
A 毎年、8月下旬頃に開催される「うるま市エイサーまつり」。各団体によって衣装も踊りもかけ声も違うところが見どころです。子ども会や青年会なども含め、約20団体が出場します。
Q うるま市に遺跡があるの?
A 伊計島に、仲原(なかばる)遺跡があります。島のほぼ中央部の平地に営まれた縄文時代の村の跡。土器や壺、石斧などが出土しています。
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