1. やん小~(やんぐゎ~)|久米島の魅力食材たっぷり。残さず食べたい「島味噌もやしそば」

やん小~(やんぐゎ~)|久米島の魅力食材たっぷり。残さず食べたい「島味噌もやしそば」

【投稿日】2018年07月20日(金)| 沖縄発

昔ながらの赤瓦屋根の店「やん小~(やんぐゎ~)」で出逢えるのは、何ひとつ脚色されていない、ありのままの島の風景。ここでは緑あふれる庭を眺めながら、久米島の隠れた特産を使ったそばを味わえます。

やん小

沖縄の守り神・シーサーが迎えてくれる「やん小~」。

入口から癒しの空気に包まれる店は、久米島の西側に位置する仲泊(なかどまり)地区に佇みます。久米島空港から車で約8分、兼城(かねぐすく)港から車で約5分と短距離のドライブで行けるのは観光客に嬉しいポイント。もし早めの時間帯に島に到着する予定なら、お昼の食事を楽しみに事前に予約を入れておくのもいいですね。

やん小のそば

多くの来店客がお目当てにしているのが、看板メニューの「島味噌もやしそば」。

こだわりのスープには、「久米島たいらの味噌」を使用。塩分濃度の低い味噌は、敢えて沸騰・対流させることで、丸みのある甘さが引き出されます。まろやかな味わいは、子どもや年配の方にも食べやすいですよ。

そして、海洋深層水を練り込んだ麺を覆い隠すほどにたっぷりとのせているのが、久米島産の「惣慶(そけい)もやし」です。

もやし

超軟水の久米島の地下水でつくられる「惣慶もやし」は、シャキシャキの食感とほんのりとした甘みが特徴です。

一般的なもやしに比べて長く保存が効くので、気に入ったら島内で購入してみては? クラッシュアイスで洗った後に水気を切り、岩塩とオリーブオイルをかけてサラダとして味わうのもオススメですよ。

やん小のそば

パンチのある味わいが好みの方は、「ピリ辛味噌もやしそば」をどうぞ。こちらは島出身の方が生産するラー油を使用し、ブラックペッパーでメリハリをプラス。ピリッとした後味を楽しめる一杯です。

やん小店内

穏やかな島時間が流れる「やん小~」は、実は今も自宅として使われているそう。

店主の仲宗根さんは「店の営業時間後は、ふつうの“家”になります。せっかく島を訪れる人たちには、ぜひ“本物”に触れてほしくて。美味しさって五感で感じるものだから」と話します。

以前は他業種で活躍していたという、仲宗根(なかそね)さん。

「久米島の魅力、そして久米島の食材をつくる人たちをアピールしたい」「『食』なら、一瞬で地域文化を伝えられる」との想いをきっかけに、島民たちから伝統の味を丁寧に聞き出し、自分なりに味をまとめていったそう。そうして誕生したのが「やん小」の絶品そばなのです。

さらに、「“美味しい”って、人それぞれ違うと思うんです」とも話す仲宗根さん。「なるべく注文する人の顔や雰囲気を見るようにしています。例えば作業服姿の人には、力が沸くように味噌を少し多めにしたりして味を調整しています」と、優しい笑顔をのぞかせます。

美味しいそばを通して、まるで実演販売をするかのように、久米島の食材の魅力を伝えてくれる「やん小~」。久米島を訪れたなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

【店舗名】
やん小~(やんぐゎ~)

【メニュー例】
島味噌もやしそば 800円、ピリ辛味噌もやしそば 810円、肉もやしそば 750円、島そば(三枚肉) 小550円・中650円・大800円 など
※2019年9月時点の料金です。

【ドリンクメニュー例】
コーラー、バンシルージュース(グァバ) 各150円、オリオンビール(瓶) 450円

【住所】
久米島町仲泊509

【問い合わせ(電話番号)】
080-2226-3130

【営業時間】
12時~15時(ラストオーダー14時30分)

【定休日】
日曜日

【駐車場】
あり

【備考】
カード利用不可

久米島のおすすめグルメ 10選

【投稿日】2018年07月20日(金)【投稿者】たびらい編集部

あわせて読みたい!

今、この宿、見られてます

×