沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
那覇空港から首里城まで、地上高く、那覇市街をうねるように走るゆいレール。空中散歩を楽しみながら、ときどき途中下車して、気ままな沖縄観光を楽しみましょう。
2003年に開業した沖縄都市モノレール「ゆいレール」。沖縄の玄関口・那覇空港から走り出し、那覇市首里までを結ぶ沖縄唯一の鉄道です。地上8メートル~20メートルの高さを走るので、車窓からは青い海や夕景、夜景を堪能することができます。沿線には、那覇市内の主要観光スポットが存在します。車の運転が苦手な人も、渋滞を避けたい人ものびのび観光を楽しめますよ。取材/おきなわいちば、2015年 4月→ゆいレールの路線図、料金の詳細はこちら
[たびらいセレクション]
(がじゃ ゆきお) 我謝 幸男
那覇空港から、ゆいレールに乗り込んでみましょう。沖縄の普段の暮らしを眺めながら、10分ほど走ると、観光客に人気の国際通りに到着します。最寄り駅は、県庁前駅か牧志駅。牧志駅からは、国際通りを経て牧志公設市場も近く、そのまま市場の奥を抜けて、壺屋やちむん通りに向かえば、庶民的な雰囲気と沖縄情緒たっぷりの散歩が楽しめます。続いてのおもろまち駅はTギャラリア沖縄に直結。ブランドショッピングに心も躍ります。この界隈は那覇の新都心。そして終点の首里駅に近づく頃、首里城の赤瓦屋根が車窓に飛び込んできます。 このように沿線にはさまざまな観光スポットが存在。2両編成の愛らしい車両がゆったりとした速度で那覇市内をくねくねと巡り、停車駅ごとに流れる沖縄民謡の車内メロディー(安里駅の安里屋ユンタ・小禄駅の小禄豊見城・那覇空港駅の谷茶前節)も、旅気分を盛り上げてくれます。 途中下車や何度も利用したいときにおすすめなのが一日フリー乗車券です。料金は700円で、購入後から24時間使用できます。48時間使える二日乗車券もあります。フリー乗車券は、運賃がお得になるだけではありません。首里城や県立博物館美術館などの施設入場料が割引になる特典も付いています。壺屋やちむん通りの加盟店での割引や、おもろまち駅周辺のサンエー那覇メインプレイスでの飲食やサービスの特典もあるので、フル活用したいものですね。
「首里方面に向かって左側の車窓からは海が見やすく、右側からは街が見やすいですよ」と達人。高い位置にあり遮るものがないゆいレールは、まるで走る展望台です。儀保駅から見える夕日はまさに絶景。明るい時間は海まで見渡せます。首里駅付近ではライトアップされた首里城を眺めることができます。 ラッシュアワーの那覇市内の車の渋滞を甘く見てはいけません。そんな時刻もゆいレールなら時間をムダにせず、スイスイと目的地に行けるわけです。限られた旅の時間は1分たりとて有効に使いたいですね。 たまにはレンタカーを置いて、ゆいレールで夜の街に繰り出しましょう。「那覇には沖縄料理屋をはじめ、フレンチやイタリアンレストラン、民謡居酒屋など、ありとあらゆる飲食店がありますが、ゆいレール安里駅からすぐの栄町市場がおすすめです」と我謝さん。庶民的な小さな店が結集する栄町市場界隈はハシゴ酒が楽しめる上、小洒落たレストランバーもたくさんあります。那覇空港発首里方面行きの下りの終電は23時30分発。これなら運転を気にせずお酒も十分楽しめて、タクシー代の節約にもなります。
那覇空港でレンタカーを借りるとき、空港出口で送迎バスに乗らなければなりません。オンシーズンだとこれがかなりの長蛇の列。そしてまた送迎バスに10分ほど揺られてようやく営業所へ……。すぐにでも観光に繰り出したいのに、レンタカーに乗り込むまでに1時間以上かかってしまうこともしばしばあります。そんな解決策が、ゆいレールにはありますよ。「まずはゆいレールに乗り込んで市街へ向かいましょう。駅付近に点在するレンタカー営業所で借りるとスムーズですよ」とアドバイスをくれました。ゆいレールの裏技はまだまだあります。「たとえば国際通りを散策したいとき、土地勘のない人が駐車場を探すのが大変です。また各駅にコインロッカーが設置されているので、荷物が増えてしまっても安心ですよ」と達人。身軽になって、土産選びにも気合いが入ります。
2019年春の開業を目指して、現在終点の首里駅の先の浦添までの延長を進行中です。4つの駅が新設され、順に「石嶺駅(いしみねえき)」「経塚駅(きょうづかえき)」「浦添前田駅」「てだこ浦西駅」と駅名が決まりました。終点のてだこ浦西駅は沖縄自動車道とつながっているので、ゆいレールから高速バスに乗り換えできるようになります。また、名護方面から沖縄自動車道を利用した車を駐車場に止め、ゆいレールで都心まで通勤する「パーク&ライド」という計画もあります。ラッシュアワーの大渋滞も、近い将来、ゆいレールによって解消される日が来るようです。 また2014年10月からは、改札がIC化され、切符はQRコード読み取り式となりました。沖縄初のIC乗車券「OKICA」も誕生しました。OKICAは、2015年4月にはバスとも連携されます。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
沖縄観光の定番ともいえる3拠点。ゆいレールからのアクセスが便利なので、1日で一気に回ることができます
迷路に入って行くように小さな路地をたどり、アジアの熱気に酔います。ゆいレールを使って、思う存分歩き回りたいですね。
定番をクリアした次は、沖縄通の旅を。地元の人とも触れ合えるスポットを紹介します。途中下車しながら、訪れてみましょう。
沖縄の玄関口・那覇空港駅から琉球の都・首里駅まで、路線距離12.9キロ、27分。全15駅を各駅停車で運行します。
●那覇空港駅ー那覇空港●小禄駅ーイオン那覇ショッピングセンター●県庁前駅ーパレットくもじ●牧志駅ーCARGOES(カーゴス)●おもろまち駅ーDFS●市立病院前駅ー那覇市立病院それぞれ直結。
【定休日】年中無休※台風時など、暴風警報が発令された時は運行中止【問い合わせ先】電話098-965-1234※路線図や時刻表は公式ホームページ(http://www.yui-rail.co.jp/)を参照。
観光スポットを効率よく、リーズナブルに巡るなら断然バスツアーがおすすめです。 出発地や行きたい観光地からバスツアーを選べるので、自分にピッタリのツアーがすぐに検索OK。人気の観光地をバスで巡りながら、気楽に沖縄観光を満喫してみては?⇒沖縄のバスツアー特集を読む
ラッシュアワーの渋滞を見下ろし、軽々と超えていく
車社会の沖縄。特に那覇のような都会では、夕方から夜にかけての渋滞は毎日当たり前の光景です。ゆいレールはゆったりとしたスピードだけど、滞ることはありません。時間を気にせずあくせくしないのが沖縄の旅の良さだとしたら、ゆいレールをかしこく利用することで満喫したいですね。写真は安里駅。達人・我謝さんのお気に入り、栄町市場へ徒歩数分です。
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