通り池|国の名勝及び天然記念物にも指定。上級ダイバー憧れのスポット
【投稿日】2019年09月17日(火)| 沖縄発

下地島(しもじしま)西側の海岸近く。2つの穴がぽっかり開いた「通り池(とおりいけ)」は、国の名勝及び天然記念物にも指定され、世界に誇れるダイビングポイントになっています。
こちらの上級ポイントに挑戦するなら、おすすめのシーズンは冬。行くためには最低でも3つの条件をクリアする必要があります。まずひとつ目は「中性浮力をとれること」。通り池を進む際は、足のつく場所がないので中層を泳ぐためです。2つ目には、トラブルに冷静に対処できるように「呼吸をゆっくりコントロールできること」。3つ目は「耳抜きができること」です。
“一の穴”から島の中にある“二の穴”へ向けて潜入していく「通り池」。水は濁っていて透明度は高くありませんが、世にも美しい色彩のコントラストが見られるのが、最大の醍醐味です。いざ潜ってみると圧倒されるのが、入口の水深が22~23メートル、下の方は約45メートルというスケールの大きさ。2つの穴は地下部分で繋がっているほか、海と通じている部分もあるので、中はほぼ海水です。水中では、くっきりと分かれた緑と青の層、またはグラデーションを帯びた神秘的な層に出合えるかもしれませんよ。
まるでお洒落なカクテルのような絶景は、サーモクライン(温度の異なる水が混在する時にできる層)とケモクライン(塩分濃度によってできる境目)、小さな微生物の数によって、黄色や珍しい赤色の層が現れたり…と、その日のコンディションによって見え方が変わるそう。運よく層が見えた時の感動、池に浮上した時の高揚感は、一生モノの思い出になるはずです。

【スポット名】
通り池
【スポット所在地】
下地島(沖縄県宮古島市伊良部佐和田)
【取材協力】
宮古島ダイビングショップ BIGHOLIDAY(ビッグホリデー)
【電話番号(問い合わせ)】
0980-72-5422
※予約は前日17時迄、混み合うシーズンは特にお早めに!
【プラン名】
ホンモノの地形をお見せします! ボートファンダイビング
※各プランの料金はHPを確認
⇒公式サイトはこちら
【投稿日】2019年09月17日(火)【投稿者】たびらい編集部