「道の駅いとまん」最南端の道の駅の魅力
道の駅いとまんは、同じ敷地内に物産センター、農作物の直売所、糸満漁協の直営店が並ぶ複合商業施設。南部観光の情報収集や広々した空間でゆっくり買い物が楽しめます。
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糸満市にある道の駅いとまんは、那覇空港や沖縄自動車道のICからのアクセスに恵まれているため、観光の途中や空港へ向かうまでの空き時間を過ごすのに最適です。
観光情報や体験メニューを紹介してもらえる「情報案内カウンター」や沖縄土産が買える「糸満市物産センター遊食来(ゆくら)」など、観光客にうれしい施設が充実しています。「ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」や「お魚センター」には、地元の人たちが安くていい商品を求めて集まるため、観光客と地元の人が行き交うにぎやかな場所となっています。旧暦が暮らしに根付き、独特の文化が残る糸満のディープな雰囲気が味わえる道の駅いとまんにめんそーれ(いらっしゃい)!
更新日/2015年 12月
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現地の達人が語る 道の駅いとまんの楽しみ方
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地元の特産品が豊富に揃う道の駅いとまん。地元の人も足を運ぶ、野菜の直売所「ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」や糸満漁協の直売所「お魚センター」は、安くて品質のいい生鮮食品が買えます。さらに地元の人でも使い方が分からないような珍しい商品が並ぶことがあります。「ファーマーズマーケットは、野菜や果物の直売所です。種類も豊富で朝収穫したばかりの新鮮な野菜や果物がたくさん並びます。農家の方が直接納品してくるので、庭先で自分たちが食べるために栽培しているような野菜やハーブ、果物がちょっとだけ納品されることもあります」と伊敷さん。買い物をしている間にもどんどん農家の人が納品していくので、珍しいものを見かけたら、ぜひ使い方も含めてどんな農作物なのか聞いてみてほしいとのことです。
漁協の直売所は、海人のまち糸満ならではの品揃え。
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「お魚センターにも、珍しい魚が並ぶんですよ。スッポンやウツボ、アカマンボウにセミエビ。サメがまるごと1匹店頭に並んだときにはびっくりしました」。「お魚センター」内の店舗は、県内各地の漁協の競り権を持っている人がいるため、地域を限定せずいろいろな海産物が手に入ります。宅配サービスを利用すれば、気軽に沖縄ならではの生鮮品を土産にできます。
ここでしか買えないオリジナル商品も。
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「糸満市物産センター遊食来」では、糸満産のものを中心に、離島を含め沖縄全域の工芸品やお菓子、加工品が豊富に販売されていますが、そのなかに物産センターが独自で開発した商品もあります。「糸満市は農業が盛んな地域。普通のニンジンに比べて糖度がとても高い美(チュ)らキャロットという特産のニンジンを使った商品を開発しました」と伊敷さん。とくに人気が高いのが、「美らキャロット餃子」と昨年度沖縄県の優良県産品に推奨された「美らキャロット入り万能だれ(甘口・辛口)」。 「美らキャロット餃子」は生地や具材にニンジンがたっぷり使われたヘルシーな商品で、すりおろしたニンジンが入った「万能だれ」はノンオイルでドレッシングや焼き肉のたれなどにぴったりです。「値段も手頃なので、リピーターが多いんです。この物産センターとファーマーズマーケットいとまんでしか買えないオリジナル商品なので、これだけを買いに来る人もいます」。おいしいことはもちろん、限定感が魅力の商品です。
ディープな情報が集まっている情報カウンター
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旅の情報を集めたいなら糸満市物産センター遊食来内にある糸満市観光協会の情報案内カウンターがおすすめです。「ここでは、沖縄旅行を充実させる様々な体験メニューを案内。海人(ウミンチュ:沖縄の方言で漁師の意味)のまちとして知られている糸満市ならではの海での体験もいろいろありますが、とくに人気なのは『ビン玉編み体験』です」と伊敷さん。ガラス製の浮き玉を縄で編むビン玉編み体験は、糸満海人の技を実際に体験できる楽しいプログラムです。そのほかにも糸満で採れた果物を利用したジャム作りや、ガジュマルやフクギ、ゲッキツといった沖縄の植物を使った草木染めの「カリー染め体験」も人気です。「観光客の方だけでなく、地元の方でも楽しめるまちあるき体験も楽しいですよ。バスや車に乗って観光するのではなく、ガイドさんと一緒にまちなかを歩き、ゆっくり流れる時間や人々の暮らしが醸し出す空気を感じられると思います」。1時間半から2時間かけて、実際にまちを歩き、地元の方たちと触れ合うことができたら、糸満がもっと好きになること請け合いですね。