沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
世界で通用する沖縄ブランド「空手」の魅力と空手にまつわる観光情報を紹介します。
14世紀頃、中国から伝わった拳法と琉球古来の武術「手」とが交わって生まれたとされる空手。現在では、護身術、スポーツ、精神修養の手段として広く世界中で受け入れられています。世界で数千万人いるといわれる空手愛好者たちの“空手発祥の地・沖縄”に向けるまなざしは熱いです。毎年、海外から多くの修行者が沖縄を訪れ、なかには空手だけを目的に沖縄へ移り住む外国人修行者もいるほどです。 一方、スポーツ化の進んだ国内の空手界においても、近年、原点回帰ともいえる沖縄空手への注目度が高まっています。そんな空手母国・沖縄の魅力を紹介します。取材日/2013年 6月 取材者/黒田史夫更新日/2015年 8月
[たびらいセレクション]
(ミゲール・ダルーズ) ミゲール・ダルーズさん
柔道や剣道と並ぶ人気の武道スポーツ、空手。沖縄で生まれた空手は日本本土を経由して、また米軍関係者を通じて世界中に広まり、現在では約170カ国、数千万人の愛好者がいるといわれています。沖縄には300以上の空手道場があり、夕方になると空手着姿で道を歩く子どもたちの姿を目にすることも多いです。県内各地には先人の功績を記した空手関係の石碑が点在し、書店の郷土本コーナーには空手関係の書籍が多く並びます。豊見城(とみぐすく)市には新しく空手道会館の設立が決定し、まさに空手母国と呼ぶに相応しい様相です。空手にちょっとでも興味があれば、沖縄を訪れ際に立ち寄りたい場所が、そこかしこにあります。 世界中の空手修行者にとって、沖縄という小さな島は“憧れの地”。「沖縄で空手の稽古をしたい」、「沖縄の道場を見学したい」という声が年々増加しています。各道場で汗を流す外国人空手家の姿も沖縄では珍しくありません。むしろ熱心な修行者は海外や県外出身者に多いともいえます。 「私たち沖縄伝統空手総合案内ビューローは、本場沖縄で修業がしたいと望む世界中の空手家と、沖縄の先生たちを結ぶ役割を担っています」と、事務局長のミゲール・ダルーズさんは言います。彼は沖縄空手を世界へ向けて発信する達人です。街中には沢山の道場がありますが、沖縄と接点を持たない空手家にとって道場での稽古に参加することは、それほど簡単ではありません。しかるべき紹介者なしでは入門が許されなかった昔とは違い、いまではほとんどの道場が一般へ門戸を開いていますが、それでも横のつながりを利用したほうがスムーズに事が運ぶのが沖縄です。いったん受け入れられれば、先生同士のつながりで、思いもよらぬ貴重な空手体験ができる可能性もあります。
世界中の人をひきつける沖縄空手の魅力とは何でしょう。ミゲールさんはそれを、“沖縄の空気”だといいます。「沖縄での稽古を希望する人の中には空手に対して疑問を持っている人が多い。それは、型に対する疑問であったり、選手引退後の進むべき道であったり。私は沖縄空手が一番だとは思っていません。強い空手はどこにでもあるし、強い空手家も世界中にいる。しかし“空手とは何か”と考えたとき、本物の空手は沖縄にしかない、と思っています。まずは沖縄の空気を感じること。沖縄に来て、沖縄の料理を食べ、沖縄のお酒を飲み、沖縄の先生と稽古して話を聞きます。それら全てのなかで、空手に対する見方が変わってくるはずです」。 しかし、その“沖縄の空気”を観光のついでに感じるのは、難しいかもしれません。それは、ほとんどの道場が先生の自宅内にあり、そもそも商売という感覚で教えている先生が少ないからです。観光施設ではなく、あくまでも道場です。「空手に興味があるので、ちょっとだけ体験してみたい」という人は、後で紹介する体験施設を利用するのがおすすめ。見学だけなら空港近くの県立武道館が穴場です。ここでは多くの空手・古武術のクラスが開かれています。公共施設なので見学も可能。興味のある人はスケジュールを調べてみると良いでしょう。本場の空手の醍醐味を少しでも感じ取ってほしいですね。
本来、沖縄の空手に試合という発想はありませんでした。空手は護身術であり、自己鍛錬の手段です。向き合うのは自分自身であり、型を通じて自分を磨くことこそが沖縄空手の稽古です。明確な稽古法と目的があり、迷いはありません。なによりも沖縄には空手歴50年、60年、70年という“現役”が多く存在します。空手の稽古を続けていけばこうなる、というモデルが巷に溢れています。 「空手は世界で通用する沖縄ブランドです。沖縄のことは知らなくても、空手のことは知っている人が多い。毎年1500人~2000人の外国人が空手の修行目的で沖縄へ来ています。ヨーロッパや北米、オーストラリア、最近はインド人が多い。日本人の皆さんも本格的に稽古してみたい人は私まで連絡をください。せっかく受け入れてくれる先生がいるのですから、交流しないのはもったいないですよ」とミゲールさん。 先生と直に接する、海外からの観光客と交流する、そして自分と向き合います。そんな沖縄旅行の目的があってもいいですね。のんびりと沖縄旅行もいいですが、空手を通じて、体の芯からリフレッシュ。違う旅の楽しみ方を見つけられるはずです。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
まずは体験してみましょう!
せっかく沖縄に来たのだから体験、見学、稽古だけではもったいないですね。
先人に思いをはせます。空手史跡巡り。
夏の沖縄といえば……青い海、青い空!とにかく夏の沖縄を満喫できるお得な情報を掲載。沖縄の海の達人おすすめの穴場ビーチや、美ら海水族館、日帰りで行ける離島、絶景を巡るドライブコースなど、沖縄に行ったことのある人でも、そうでない人でも納得の夏旅アイデアを紹介。最高の夏旅を徹底サポート!⇒夏の沖縄旅行特集を読む
【拳】
50年以上鍛え続けた空手家の拳。職業空手家ではない、ごく普通の人々が当たり前のように「生涯現役」で稽古を続け、伝統を受け継いでいく沖縄。気負わず、急がず、たんたんと日々自己を磨きあげます。空手が生活に根ざしている様子は、本土とは少し事情が違います。 「武縁」という言葉があります。武術の稽古を通じてめぐり会う縁、といったような意味です。武縁に恵まれれば、沖縄はあなたの空手観を変えるような経験を与えてくれるはずです。取材協力:沖縄伝統空手総合案内ビューロー、体験王国 むら咲むら
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