沖縄の海開きの楽しみ方イベントの様子や日程も
東京ではようやく春の訪れを感じ始める3月。沖縄は早くも海開きが行われます。海水浴にマリンスポーツシーズンのはじまりとして行われる「海開き」は、企画盛りだくさんで、楽しいイベントです。海開きの楽しみ方、日程一覧を紹介します。
![主催者の号令で一斉に海に飛び込む子どもたち 主催者の号令で一斉に海に飛び込む子どもたち]()
3月末には「海開き」が行われる沖縄。ダイビングやマリンスポーツなどいつでも海を楽しめる沖縄ですが、ビーチハウスがオープンしたり、ライフガードが常駐したりと海水浴シーズンに向けて準備の整う「海開き」の後が、本格的なシーズンの始まりです。
そんな「海」のシーズンの始まりを告げるにふさわしいイベントが「海開き」。安全祈願だけでなく、エイサーや組踊りなどの伝統芸能も披露され、賑やかなイベントが目白押し。一足早い海を満喫しに、沖縄の海開きへ出かけましょう。
更新日/2015年 12月
《この記事を読む人におすすめの情報》
どこよりも早く海が楽しめる沖縄へ!
![安全祈願だけでなく、さまざまなイベントが開かれる海開き 安全祈願だけでなく、さまざまなイベントが開かれる海開き]()
本州では、ようやく春の訪れを感じ始める3月末頃、沖縄は海開きが行われる。1年を通して、マリンスポーツやアクティビティなど海のレジャーを楽しむことのできる沖縄だが、この「海開き」から10月末までが海水浴に最も適したシーズン。ビーチに海の家がオープンしたり、ライフセイバーが常駐したり、公営のビーチを管理団体がしっかりと運営してくれるので、安心してビーチを楽しむことができます。
「ビーチの掃除をしたり、海の中もライフセイバーがもぐって石を取り除いたりして、安全に楽しんでいただけるような準備をしています」と話す大城さん。とはいえ、海開きの行われる3月末は、気温が20度前後。まだ少し肌寒いので、海開きしたからといって油断せず、天候を見ながら海を楽しみましょう。
海開きイベントを楽しもう
![公営のビーチにはさまざまなアクティビティが用意されている 公営のビーチにはさまざまなアクティビティが用意されている]()
「海開き」はシーズン通しての安全を祈願するのが目的ですが、待ちに待ったシーズンの到来をより楽しむべく、各ビーチでさまざまな催しが開催されます。石垣市、竹富町、与那国町で開催される八重山の海開きは、毎年3月中旬に行われる。2016年、沖縄県内で最も早い海開きは、万座ビーチ。以降、4月末頃まで各地で海開きが開催されます。海開きでは、安全祈願から始まり音楽ライブやエイサー、花火などさまざまなイベントが行われます。ちなみにエイサーとは、本来、お盆の時期に現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩く沖縄の伝統芸能。そんな沖縄の文化に触れられるのもイベントの魅力です。
宮古島の海びらきでは、ライブ演奏や宝探し大会、島ぞうり飛ばし大会、宮古島クイズ大会など企画が盛りだくさんで、毎年の来場者数は3000人を超えるといいます。初泳ぎに参加すると、記念として「参加証明書」がもらえるのもよい思い出になりそうですね。
大人から子どもまで楽しめるイベントが盛りだくさんなので、カップルにも家族連れにもオススメです。ひと足早く、ビーチでの時間を満喫できるのが「海開き」。基本的にはどこも参加無料なので、ぜひ海を楽しみに「海開き」を体感して欲しいですね。
楽しい思い出にするためにも、安全には十分気をつけよう
![楽しい思い出にするためにも、安全には十分気をつけよう 楽しい思い出にするためにも、安全には十分気をつけよう]()
沖縄の海は透明度も高く、美しい。ただ、自然は決して甘く見てはいけません。せっかくの思い出を楽しいものにするために、しっかりと準備をしましょう。大城さんに注意点を伺いました。「まず、海に入る前にはしっかりと準備運動をしましょう。海に入っていると気づきにくいですが、実はたくさん汗をかいているのでこま目な水分補給と休憩を。そして、沖縄は紫外線が非常に強いです。たとえ本州と同じ気温でも油断したりせずに、シャツを羽織るなどして日焼けし過ぎないように注意しましょう。アルコールを飲んでからの遊泳はもちろんダメ。遊泳区域の中で泳ぐのは当然ですが、ごくまれに波の状態によってハブクラゲがいることがあります。もし刺されたら慌てずにビーチのスタッフに申し出てくださいね」。
その素晴らしい透明度と、眺めているだけで心が澄みわたるような青。沖縄の海の美しさには誰もが魅了されます。だからこそ安全に、そしてきれいに沖縄の海を楽しみたいですね。