沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
在来馬に乗ったまま海にダイブ。初心者でも気軽に参加できるリゾート感満載のメニューがいっぱい。
沖縄での乗馬体験が、いま新たな観光として注目を集めている。離島も含め、約20カ所で体験できる。 醍醐味は、海や森など南国の大自然と、馬という動物とのふれあいを同時に楽しめること。馬の背に揺られ海を眺めながら、白砂のビーチをのんびり歩いたり、希少な在来馬ヨナグニウマと仲良くなったり、国内では沖縄でしか体験できないメニューがたくさんそろっている。 なかでも人気は、初心者から上級者までこぞって参加する「海馬(うみうま)遊び」。馬に乗るだけでは飽き足らず、そのまま馬と一緒に海へ入って、しっぽにつかまって泳ぐという画期的な「馬(マ)」リンレジャーだ。いくつかの施設で実施しているので、ぜひ参加してみよう。もちろんほとんどの施設では、馬場内でのレッスンも受けられる。従来の観光とはひと味もふた味も違った、沖縄の新たな魅力が見えてくるだろう。(聞き手:冨井 穣)更新日/2017年6月▶【最新】沖縄 乗馬・ホーストレッキングツアー 比較&予約
[たびらいセレクション]
(ひさの まさてる) 久野正照さん
乗馬と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、ヘルメットをかぶりムチを携えて、優雅に馬場内を歩いたり、障害を踏み切ってジャンプしたりする、いわゆる「馬術」競技のことではないだろうか。しかし、乗馬の楽しみ方はそれだけではない。 馬場の外に出て、大自然の中を馬で自由に乗り歩くことを「ファンライド」という。日本語では主に「外乗」と訳されるが、もっと分かりやすくいうと「馬遊び」。沖縄は見てのとおり、四方をきれいな海に囲まれた珊瑚の島なので、この恵まれた環境を生かさない手はない。馬に乗ってビーチへ繰り出し、波打ち際を歩く。それだけでも十分贅沢な体験だが、どうせならそのまま海の中へ飛び込んじゃったほうが気持ちいい。そんな沖縄ならではの「馬遊び」を、約30年前に与那国島で始めた。当時は沖縄に限らず日本のどこでも、そうした外乗ができる乗馬クラブは少なかったのではないだろうか。おそらく国内では、海を舞台にしたファンライドの先駆けだったと思う。 今ではそれが沖縄全域で徐々に定着し、本島から離島まであちこちの乗馬クラブで楽しめるようになった。海の中に入って馬と遊ぶ体験があるのはヨナグニウマのいる施設だけだが、ビーチ外乗であれば一般の乗馬クラブでも当たり前にやっているようだ。
沖縄にはヨナグニウマ、ミヤコウマという日本に8種しか現存しない和種馬(在来馬)のうち2品種が生息。どちらも一時は絶滅が危ぶまれるなど頭数が少なく、生息地である与那国島、宮古島では懸命に繁殖活動が行われている。このうちヨナグニウマは比較的頭数が多く、私が運営していた「NPOヨナグニウマふれあい広場」を中心に馬遊びのための調教も進められていました。現在は与那国島のほかにも本島、久米島、浜比嘉島、伊江島で数頭ずつ飼育されており、ヨナグニウマの乗馬体験が楽しめるようになっている。 ヨナグニウマは乗馬にうってつけの品種。サラブレッドなどの大型馬に比べると、体高が110~120センチ程度と低いため、初心者でも小さな子どもでも、恐怖心を抱くことなく馬と接することができるのだ。古くから与那国島という閉じた空間で進化してきたため、自然と沖縄の環境に適した体つきになり、背は低くても丈夫でとても力持ち。爪なんかも割れにくくて頑丈。でこぼこ道でも浜辺でも、ぐんぐん力強く進んでいくサラブレッドは速く走ることはできても足元はかなりデリケートなので、なかなかこうはいかない。
私自身の構想を含め、沖縄の乗馬のこれからについて話したい。 乗馬の世界的な流れを見ると、人と馬との関わり方が大きく変わってきている。かつて馬を農耕や運搬に使っていた時代が終わり、これからは人と共生するパートナーとしてどう付き合っていくのかが問われるようになってきた。従来の調教方法といえば、ムチを使ったり威圧感を与えたりして、半ば強制的に馬を動かすやり方が主流だった。それが最近では、馬の習性に合わせて人と馬のルールを作り、それを理解させながら、ストレスを感じさせることなく最小限の力で馬をコントロールする「ナチュラルホースマンシップ」という考え方が広まってきている。こうした新しい取り組みはもちろん沖縄にも浸透してきており、私たちも積極的に実践している。 ヨナグニウマは、感情の調整がしやすいため、この「ナチュラルホースマンシップ」の調教に向いている。犬のように「待て」を教えることもある。そして身ぶり手ぶりだけで馬を意のままに動かせるようになると、乗馬上級者といえども、馬に乗らず一緒に戯れているだけで十分楽しめるようになってくる。 このような馬の持つ癒やしの効果と、沖縄の海と砂浜という自然の魅力は、今もこれからも沖縄の乗馬を語るうえでの大きなテーマ。またこれらの要素は一般的な乗馬に限らず、ホースセラピーや身障者の乗馬にも適しており、沖縄で実際に取り組んでいる乗馬クラブもある。 馬と接した経験は、その人の人生において深く記憶に刻まれる。沖縄の各地域に小さな馬広場があって、そこで日常的に馬と接することができるような空間を、これから作っていきたい。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
海や砂浜で馬と戯れる体験は、一生忘れることのないかけがえのない思い出になる。
南国らしい開放感あふれる穏やかな環境で、初心者も上級者も乗馬を満喫。
与那国町の天然記念物に指定されているヨナグニウマは、国内に8種類いる在来馬の1種。
世界でも有数の透明度を誇る沖縄の海。 その美しい海を満喫するには、シュノーケリングがおすすめ。海の中をのぞけば、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁がすぐ目の前に。その感動は、経験しないと分からない。初めてでも安心して選べるように厳選したシュノーケリングプランと、スポットを紹介。青い海で魚と泳ぐ楽しさを体感し、沖縄の海を満喫しよう。⇒沖縄のシュノーケリング特集を読む
【しっぽでゆらゆら】
場所は日本の最西端、与那国島。絶滅の危機を脱し、今では100頭前後にまで数が増えたヨナグニウマは、島に住む人、島を訪れる人にとって最高の癒やしのパートナーだ。ある人は馬の背に乗り海中を歩き、ある人は馬のしっぽにつかまってゆらゆら。こんな遊び方ができるのは、温厚な性格のヨナグニウマだからこそ。海と馬との一体感が味わえる究極のマリンレジャーだ。
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