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平和祈念公園の正式名称は、沖縄県営平和祈念公園。沖縄戦終焉の地となった沖縄本島南部の糸満市摩文仁(まぶに)にあります。約40ヘクタールの広大な公園内には、国立沖縄戦没者墓苑や各都道府県の慰霊塔・碑があり、戦没者への慰霊を捧げるとともに、平和の礎・平和祈念堂・平和祈念資料館などを通じて平和の尊さを体感する場所です。
平和祈念公園内には4つのゾーン(平和ゾーン、霊域ゾーン、平和式典ゾーン、園路広場ゾーン)があり、そのなかでも最も多くの観光客が訪れる場所が平和ゾーンです。平和ゾーンには、沖縄戦終結50周年の1995年に建てられた「平和の礎(いしじ)」や、戦没者の鎮魂と恒久平和を祈る「沖縄平和祈念堂」、沖縄戦に関する資料が展示された「沖縄県平和祈念資料館」などがあります。 なかでも、「平和の礎」には、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などの戦没者の氏名が刻銘されており、沖縄の風土と歴史の中で培われた「平和のこころ」を感じられます。「平和の礎」は、「鉄の暴風の波濤が平和の波となってわだつみ(海神)に折り返して行く」というコンセプトで、海に面した平和の広場を中心とし放射線状に配置されています。ライター/桑村ヒロシ 投稿日/2013年 10月1日
[たびらいセレクション]
(なかた はじめ) 仲田 元 さん
第2次世界大戦において、住民を巻き込んで凄惨な地上戦が行われた沖縄。その終焉の地となった現・糸満市の南部エリアには、戦後の復興と同時に、生き残った住民らの手によって遺骨が収集され、各地に納骨所や慰霊塔が建立されました。 その後、これらの戦没者を追悼するために、摩文仁の丘に国立沖縄戦没者墓苑(平和祈念公園内)に遺骨が移され、現在に至ります。国立沖縄戦没者墓苑のある霊域参道沿いには、32府県や各団体の慰霊碑が50基も建立されており、全国からの慰霊団や国内外の観光客、修学旅行生など、年間100万人もの人々が慰霊に訪れています。 平和祈念公園の園路広場ゾーンは、沖縄で最大のマラソン大会「NAHAマラソン」の中間地点になっているほか、休日には地元住民がグランドゴルフやバトミントン、ピクニックなどに訪れる憩いの場としても活用されています。
平和祈念公園内には、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年を記念して建設された「平和の礎」があり、摩文仁の丘から海を望む「平和の広場」の中央には「平和の火」が灯されています。 この平和の火は、沖縄戦最初の上陸地となった座間味村阿嘉島(あかじま)で採取した火と、被爆地である広島市の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」から分けられた火を合わせたものです。平和の礎には、国籍や軍人、民間人の区別なく、太平洋戦争・沖縄戦で亡くなられた約24万人の氏名が刻まれており、現在もその数は増え続けています。 平和祈念公園から平和の広場へと通じる平和の礎のメイン道路は、その中心線が、沖縄で組織的戦闘が終結したとされる6月23日(沖縄県では「慰霊の日」と定められ、県民の休日となっている)の日の出の方角に合わせてデザインされています。心静かに、戦没者への慰霊と平和の尊さを感じてほしいですね。
平和祈念公園では、慰霊のための式典や未来へ向けて恒久平和を発信するイベントが毎年行われています。 まずは元旦。海を望む「平和の広場」は、初日の出を拝むスポットとして人気です。元旦でなくとも朝の6時頃から開園しているので、海から昇る神々しい朝日を拝み、1年の平穏無事や世界平和を祈願してみてはいかがでしょうか。2013年の元旦には、エイサー演舞があり、鍋も振る舞われました。 ゴールデンウィーク期間中には、「平和祈念こいのぼりまつり」が開催されています。こいのぼりの掲揚式当日には、平和祈念資料館・平和祈念堂の無料入場チケットの配布などもあり、公園内の戦跡案内や、平和のメッセージを託したこいのぼりづくりや、戦中・戦後に食されたという、すいとん・ふかし芋の試食会などが開かれます。 そして、慰霊の日(6月23日)。沖縄全戦没者追悼式が行われ、正午の時報とともに黙祷を捧げ、世界の恒久平和を願う式典が開催されます。当日と前日には、戦時中は軍事用だったサーチライトを全戦没者の霊の標柱に見立てて天空に照射する「平和の光の柱」も点灯します。 旧盆のウークイ(旧暦7月15日)には、奉納エイサー。地元糸満市の青年会が、慰霊と平和を祈念してエイサーを踊ります。また、12月の中旬から年始にかけても平和の光の柱が天に掲げられています。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
平和祈念公園で行われる、代表的な公式イベントをいくつか紹介します。
平和祈念公園内の北側にある六角形の白い塔が、沖縄平和祈念堂です。悲惨な戦争を二度と繰り返さないように、世界中の人種や国家、思想や宗教を超越した平和を祈念し、1978年に開堂しました。
沖縄県平和祈念資料館は、悲惨な沖縄戦の実相と教訓を後世に正しく継承し、未来に平和を創造することを目的に開館。平和学習や研究、教育の拠点施設として、県内外の来場者に広く利用されています。
那覇空港からは国道331号線をまっすぐ南下。道なりに進み、車で約35分で到着。首里城からは、県道82号線へ向かい、県道128号、県道508号を経由して南下。国道331号線に入ったら右折し約3キロで到着。
那覇空港から車で約35分、沖縄自動車道 那覇ICから車で約40分さらに詳しく知る⇒ 那覇空港から平和祈念公園の距離と所要時間の目安
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那覇バスターミナルから、89番に乗り約40分。糸満バスターミナルで乗り継ぎ、82番(玉泉洞線)に乗り換えて約25分、平和祈念堂入口下車すぐです
那覇市から糸満市摩文仁の平和祈念公園まで約22キロ、料金片道3000円~3500円が目安
【住所】沖縄県糸満市字摩文仁444番地【電話番号(問い合わせ)】098-997-2765(財団法人 沖縄平和祈念財団)【営業時間】8時~22時【定休日】年中無休【利用料金】不要【見学所要時間の目安】 平和祈念資料館:約40分 平和祈念堂:約15分~20分【駐車場】あり(無料。収容台数バス77台、乗用車469台)
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6月23日、摩文仁の海から昇る「慰霊の日」の朝日
「慰霊の日」の朝日と、平和の広場に灯された、平和の火とのコラボレーション。沖縄戦終焉の地、摩文仁の空が黄金色に染まり、平和を感じさせてくれます。
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