沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
エリア
キーワード
ニュース
お得なパッケージツアーやアクティビティ、イベント情報、新発売の商品など、現地編集部が独自の視点で取材したニュースを毎日配信しています。
<沖縄を深掘り!たびらい調査隊>毎週火曜日更新!沖縄のありとあらゆる観光情報を調査するコラム。
【投稿日】2016年08月06日(土)| 沖縄発
9月~11月の秋時期、沖縄の歴史や文化に触れてみよう。沖縄県内には9つの世界遺産が存在。平成12年(2000)11月にユネスコの第24回世界遺産委員会が開催され、同年の12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として日本国内では11番目となる世界遺産に登録された。涼しくなる秋時期にピッタリなおすすめの世界遺産巡りを紹介。今回は沖縄本島南部編をお届け。■観光に訪れやすい首里エリア「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、首里城跡(しゅりじょうあと)をはじめ、今帰仁城跡(なきじんじょうあと)、座喜味城跡(ざきみじょうあと)、勝連城跡(かつれんじょうあと)、中城城跡(なかぐすくじょうあと)の5つのグスク(城跡)と、斎場御嶽(せーふぁうたき)、識名園(しきなえん)、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)、玉陵(たまうどぅん)の4つの関連遺跡の、合計9つから成る文化遺産によって形成されている。これらは場所もばらばらなので、すべて巡るなら位置情報をしっかりと把握して、計画的に訪れることをおすすめする。訪れやすいのは那覇市首里エリア。ここには沖縄を代表する観光スポット「首里城」をはじめ、識名園、園比屋武御嶽石門、玉陵と9つの世界遺産のうち4つが集結している。また、那覇市なので国際通りや壺屋やちむん通りなど、その他の観光地と合わせて巡ることもできる。琉球王国の王の居城であった首里城は、第二次世界大戦の戦火で失われたが、沖縄の日本復帰20周年にあたる平成4年(1992)に復元された。県内で最大の木造建築物で、中国と日本の建築様式のなかから、沖縄の風土に合ったものをミックスした独自の琉球建築だ。正確な創建年代は分かっていないが、発掘調査などの結果、13世紀末から14世紀には存在したと考えられている。栄華を極めた琉球王朝時代から第二次世界大戦、現在まで多くの歴史がある首里城。詳しく知りたい人はぜひ「無料ガイド」を活用してほしい。首里城のスペシャリストのガイドさんが分かりやすく解説しながら約50分間、施設内を巡る。1日6回開催(9時、10時30分、13時、14時、15時、17時)されているので要チェックだ。また、琉球王国時代の雰囲気を味わいたいのなら、イベントに参加すると良い。時期によってさまざまな催し物を行っている首里城。秋時期の9月~11月は「中秋の宴(ちゅうしゅうのうたげ)」、「冊封使行列・冊封儀式(さっぽうしぎょうれつ・さっぽうぎしき)」、「古式行列(こしきぎょうれつ)」が首里城内で行われる。どのイベントも琉球王朝の歴史と伝統を感じられる。無料イベントということもあり、当日はかなり混むので、早めに会場へ向かうことをおすすめする。なお、早朝の儀式「御開門式(うけーじょー)」、首里城の入場無料区域で琉球舞踊が楽しめる「舞への誘い」は常に開催されている。そのほか、広い敷地内の首里城には穴場スポットが存在。「西(イリ)のアザナ」は首里城一の絶景スポット。標高約130メートルの場所に築かれていて、首里城内はもちろん、城外に目を向ければ、晴れの日は慶良間諸島まで見渡せる。おすすめは夕暮れ時。夕陽で真っ赤に染まる空とポツポツと灯る那覇の街の灯りがとても美しい。首里城発祥の地といわれる「京(きょう)の内」は穴場のパワースポット。古くから祭祀が執り行われ、琉球王国の最高神女である聞得大君(きこえおおぎみ)が神に祈った拝所(うがんじゅ、神を祀って拝む場所)でもある。今でも木々がうっそうと茂り、独特の雰囲気に包まれている。
首里城周辺には園比屋武御嶽石門、玉陵の2つの世界遺産がある。玉陵は琉球王朝の王族が眠る、神秘的な陵墓。沖縄戦で甚大な被害を受けるが、昭和49年(1974)から行われた工事でかつての姿によみがえった。園比屋武御嶽石門は国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所で、形は門になっているが人が通る門ではなく、いわば神への「礼拝の門」。もともとは1519年に竹富島の西塘(にしとう)という人物によって作られたもので、現在のものは戦災で失われたりしたのちに再建された。首里城近くなので、歩いて行くのが良い。アップダウンが激しい首里地域。たくさん歩くため、首里城周辺の遺跡を巡る際におすすめの休憩処も紹介。地元で長く愛される老舗の食堂や、絶景&隠れ家カフェ、ホッとする豆腐を使った料理が味わえる店舗までさまざまだ。また、首里城からは少し離れるが、王家が保養に使ったり、中国からの冊封使(さっぽうし、さっぷうし)を歓待したりするために作られた庭園「識名園」も外せない。緑あふれる安らぎの景観が魅力で、明治時代に訪れた外国人教師に「識名園は宝石をちりばめた箱庭だ」と言わしめたほど。池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園という日本庭園の様式を基本に設計されているが、園内に作られた石橋や六角堂などは中国風。異国の様式が混在すること、普通はアンバランスになって違和感があるものだが、現代にも受け継がれている沖縄の「チャンプルー(まぜこぜの意)」精神によって、琉球庭園というべき新しい美のかたちを生み出している。また、識名園では、琉球王朝時代の琉装を身にまとった格式高いスタイルでの挙式も可能。古式ゆかしき琉球王朝調の結婚式は沖縄でしかできないともあってとても人気がある。一生に一度のことなので、情緒あふれる琉球庭園ウェディングも検討してみては?■斎場御嶽でパワーをもらう旅斎場御嶽は、琉球王朝時代には国家的な祭事が行われてきた沖縄を代表する聖地。琉球の創世神話に登場する沖縄の七御嶽のなかでも、最も格の高い聖地とされている。もともとは男子禁制の場で、琉球国王でさえ、聖域内に入る際には女性用の衣装に着替えたと伝えられている。斎場御嶽を巡る前に注意してほしいのは、マナー良く観光すること。神聖な場所なので最低限のルールを守らないといけない。観光で訪れる際は、常識ある行動をとるように心がけ、御嶽にあるものは、何ひとつ持ち帰ってはならない。場内は滑りやすい箇所もあるので、歩きやすいスニーカーがおすすめ。くれぐれもヒールのついた靴を履いていくことはないように。足元が不安定だと、心を落ち着けることが難しくなり、御嶽で過ごすせっかくの時間が台無しになってしまう。また、よく間違われるのが、斎場御嶽の入り方。入口には車は停められないので、近くにある「南城市地域物産館」に駐車して徒歩で向かう。また、入場チケットも南城市地域物産館で購入する。そのほか、入場者増加による自然生態系への影響が懸念されていることから、平成24年(2012)から年2回の休息日を設けている。休息日は立ち入りを禁止しているので、日程を確認しておくこと。準備が整ったら聖地へ。木々が作り出す緑の空間、数々の拝所、斎場御嶽には神秘的な雰囲気に満ちている。より詳しく巡りたい人はガイドを付けて回るのが良い。基本料金は10人まで2000円、11人以上の場合は1人追加ごとに100円。所要時間は50分程度で、受付時間は9時から16時30分まで。世界遺産巡りとは少し話が逸れるが、斎場御嶽に訪れるなら合わせて神の島・久高島(くだかじま)を巡るのもおすすめ。久高島は琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが天から舞い降りてきて、ここから国づくりを始めたという琉球の聖地。斎場御嶽の最後の拝所・三庫理(さんぐーい)の奥の場所から望める島だ。斎場御嶽と久高島の両方を巡るガイド付きのツアーも開催されているので、要チェックだ。==*==*==*==*==*==*==*==*=毎週、沖縄の旬な観光情報&お得な旅行プランを配信中♪登録は無料!「たびらい沖縄 メールニュース」の登録はこちら⇒https://www.tabirai.net/member/mailnews/==*==*==*==*==*==*==*==*==========================沖縄旅行をお得に予約する⇒パッケージツアー、ホテル、レンタカー、遊びの予約は「たびらい沖縄」で=========================>>「ニュース一覧」に戻る
関連タグ
”ローカル旅行”の楽しみ方を見つけて、比べて、予約できる旅行サイトです。
たびらいの予約サービスが人気の理由⇒
今すぐ予約!!100万件の中から厳選TOP5
沖縄の旬な観光情報を現地からお届け
たびらい沖縄