- しむじょう
- 築60年以上の琉球家屋、古い石垣や樹齢100年以上の木々が生い茂る庭には、今ではなかなか見ることのできないワーフールもあり、古き良き琉球のたたずまい。モノレールが走る那覇の街並みを眺めながら、のんびりと過ごせる。人気の沖縄そばは、県産とんこつをじっくり煮込んだダシにかつおをたっぷり使い、さっぱりした中にコクのあるスープに、コシのある細麺。
編集部のおすすめ
末吉公園の入り口近くにあるお店。庭にあるテラス席からは那覇市が見渡せる。また、琉球八社の1つ末吉宮への参道は緑に囲まれ散策にもうってつけ。
- 琉球茶房 あしびうなぁ
- 首里王朝時代に、当時の高級役人である三司官が住んでいた屋敷跡・美里御殿跡地に構える店舗。戦火に耐えながらも当時の庭園の一角を残し、再建された家屋や庭園に、琉球建築の美を現在にも伝えている。店内は昔ながらの造りを今も残し、一番座から五番座まで各座敷を有した家屋は、どの座敷からも美しい庭園を望める格好になっている。
編集部のおすすめ
首里城から沖縄県立芸術大学方面へ歩いてすぐの場所にある。首里城を観光した帰りにおすすめだ。また、夜は一品料理が豊富な居酒屋としても利用が可能。
- そば処 すーまぬめぇ
- 表札にある城間カメさんは店主の祖母。仏壇と店を同時にやりくりしているので、親戚が集まる旧盆と正月はお休み。赤瓦の普通の民家といったたたずまいだから、季節の花や草木が生い茂る庭を抜けてガラス戸を開け、縁側から入店する方式。まさに知人の家に遊びに来たよう。
編集部のおすすめ
旧暦の盆は通常の8月中旬頃、また、旧正月は通常の2月末頃になっている。旧盆の時期は「すーまぬめぇ」だけではなく、他の店舗も閉店していることが多いので県外から沖縄にくる場合は要注意だ。
- そば処 きくや
- 自宅に隣接した赤瓦の民家風建物の店。内装がコンクリート壁なのは、元は事務所だったからというのもうなずける。オープン当時、室内はカウンターとテーブル席2席のみ。テラス席が空いていても暑い沖縄では帰ってしまう人が多いため、テラス部分を改築して室内席に。とんこつ、かつお節、昆布、野菜をベースに2日かけて煮込んだスープは、全部飲み干せるほどあっさり味。
編集部のおすすめ
オープンから売り切れ次第閉店の店。通常は15時頃まで営業しているが、連休中などはそれよりも早く閉まることもある。オープン直後に行くのが一番安心できる。
- 沖縄そば専門店 ちゅるげーそば なかぐすく古民家
- 築80年になる古民家を店舗に改装。「おばあの家で食べるそば」を目指している。2種類のスープと4種類の麺から自分好みそばを作ることができ、8通りの食べ方を楽しめる。女性には、あっさりスープ&細麺。男性には、こってりスープ&手もみちぢれ麺の組み合わせが人気なのだそう。
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中城村の海に面した「吉の浦公園」から徒歩約5分の場所にある店舗。天気が良い日は散策の前後に訪れるのもおすすめ。また、世界遺産の中城城跡(なかグスクじょうあと)は車で約5分の場所にある。
- てぃしらじそば
- モノレール首里駅と儀保駅のほぼ中間に位置し、店名が書かれた大きな看板が目印。一見、カフェと見まごうばかりのおしゃれな内装の店内だが、メインメニューは沖縄そばのみ。麺は、店主自ら前日から仕込む本格手打ち麺で、丁寧なもみ出しによる独特の縮れ麺。さらに、あっさりながらも深いコクと上品な味わいの、輝くほどに透き通る極上スープが、その味を一層際立たせている。
編集部のおすすめ
「おからいなり」や「自家製油みそ」もおすすめ。また、沖縄そばにつきものの紅ショウガではなく、スープの色、風味の邪魔にならない針ショウガを使っているのも特徴。
- 琉球料理と沖縄そば 大家(うふやー)
- 明治時代に建築された古民家を修復・復元した古き良き沖縄の風景が広がる店。緑の芝生が眩しい庭を眺められる座敷席、涼しげな滝の音が聴こえるテラス席、ファミリーにも人気の広々とした2階席や個室など、TPOに合わせて選べる広い店内。お昼の人気メニューは、やんばるの大自然で育まれた幻の琉球在来豚アグー「やんばる島豚」を贅沢に使った沖縄そば。本物のアグーのおいしさを存分に味わえる。さっぱりとした夏季限定の「沖縄冷やしそば」(1575円)や「県産冷やしもずくそば」(1575円)もおすすめ。そばメニューはランチのみ。
編集部のおすすめ
ナゴパイナップルパークから車で約10分の場所にある店。夜はライトアップされ、アグー豚を使ったコース料理も味わえる。
- 民家 沖縄そば家 ふくぎ
- 景勝地万座毛からほど近い、ふくぎの木に囲まれた築80年の古民家そば屋。店内はゆったりとした座敷になっていて、静かで落ち着く空間が広がっている。
メニューはソーキそば、三枚肉そば、ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)の3種類のみの直球勝負。あっさり味のスープは、ていねいに脂をとった豚骨&カツオ出汁で中太麺がよく絡む。具材の肉は長時間煮込まれてとろけるような柔らかさ。全体的にやさしい味わいとなっている。
編集部のおすすめ
赤瓦にシーサー、ふくぎの防風林、入り口にある「ひんぷん」と呼ばれる目隠し、と典型的な沖縄の古民家でそばが食べられる。ジューシーにも使われているそばのダシは「そばは、だしけーむん」(沖縄そばはダシを食べるもの)という言葉の通り、最後まで残さず飲み干したい味だ。
- ゆたかやそば
- およそ築100年の古民家を丸ごと移築した店舗は、柱や梁に釘一本使われていないという。古いながらも店内は天井が高く、仕切りがないため明るくて、開放的な昔懐かしのうちなー家らしさに満ちている。心地いい席を見つけたら、腰を据えて沖縄そばをじっくり味わおう。豚とかつおの風味のバランスが絶妙な白濁スープは、意外にもあっさり。コシがある中太縮れ麺のつるつるシコシコした食感もよく、最後までおいしくいただける。現在では珍しい木枠のガラス窓にも懐かしさがこみ上げる。バリアフリーなので、車いすやベビーカーでも安心。
編集部のおすすめ
キャンプ場やオートキャンプ場がある沖縄県総合運動公園から徒歩5分の場所にある店。豚の白モツを使った「中身そば」もおすすめ。