沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
夜空に見える星の数が日本一多いといわれ、星空観測が人気の波照間島(はてるまじま)。八重山随一の美しいビーチや荒波打ちつける断崖絶壁など、見どころも多いので、宿泊して昼夜の景色を楽しみたい。
八重山諸島屈指の美しい海と満天の星空が魅力の波照間島。“果てのうるま(サンゴ礁)”という意味で名付けられたという島は、日本最南端の有人島で、南十字星が見えることでも有名だ。天文観測の島としても知られ、美しい海やのどかな島の雰囲気も魅力となって、観光客からの人気が高い。更新日/2017年 6月◆現地編集部が提案する旬の旅行体験を紹介!>満天の星空を見るために、波照間島に泊まろう>日本最南端の波照間島で青い海をひとり占めしよう>波照間島をゆったりのんびり自転車でぐるり一周しようたびらい密着取材!おすすめホテル特集
[たびらいセレクション]
(にしの よしのり) 西野 嘉憲さん
石垣島から高速船で約1時間。有人島としては、日本最南端にある波照間島。周囲14.6キロの島は、2時間もあれば自転車で一周できてしまうほど小さいが、あちらこちらに昔ながらの沖縄らしい風景が今も残っている。フクギ並木に見え隠れする赤瓦屋根の民家、家を取り囲んでいるサンゴを積んだ石垣、至るところで飼われているヤギ、ブーゲンビリアやハイビスカスの花々、そして明るく挨拶をしてくれる島の子どもたち。初めてでもどこか懐かしさを感じさせる情景を抜けると、真っ白な砂浜と青く澄んだビーチが待っている。 また、沖縄といえば泡盛を思い出す人も多いはず。県内には40カ所以上の醸造所があり、今や全国にも泡盛ファンがいるが、生産量が少なく入手困難なので“幻の”と呼ばれる希少価値の高い泡盛もある。波照間島で作られている「泡波」もそのひとつだ。「泡波は昔ながらの製法なので、麹の香りが濃厚。だけど口当たりがやわらかく、味も素朴で飲みやすい。島の人が言うには、泡波は波照間の水で割って飲むのがいちばんおいしいそうですよ」と達人。希少な泡盛なので、島の飲食店でも提供している店は少ないというが、お土産に購入したいなら、まずは集落の共同売店で探してみよう。
波照間島でぜひ足を運びたいのが、達人も島の人たちも絶賛するニシ浜。八重山諸島屈指の美景ビーチといわれ、驚くほど透明度が高い。真っ白なパウダーサンドが1.5キロほど続き、太陽の日射しによって、透明から水色、碧、紺碧、群青、藍色へと変わる海の色は、言葉にできないほど美しい。「ニシ浜は島の西側にあるので、夕暮れも絶景。真っ赤に染まった空や海は、圧巻の迫力です」と達人。また、ニシ浜での楽しみは何といっても、シュノーケリングとダイビングだ。白い砂浜の先は遠浅の海にサンゴ礁が一面に広がっており、色鮮やかなたくさんの魚たちを見ることができる。ビーチの入口には、シュノーケル機材のレンタルショップもある。ニシ浜は潜るにも眺めるにも最上のビーチだ。対照的に、島の南側にある高那崎(たかなざき)は、深いブルーの海に切り立つ断崖絶壁。波に削られた荒々しい崖が1キロほど続く迫力のビュースポットだ。「きめ細かい白砂のニシ浜と断崖絶壁に荒波が砕ける高那崎。対照的な美しさは、初めて島を訪れたときから印象に残っています」 また、釣り好きの西野さんからこんな提案も。「波照間島は、八重山諸島では釣りの穴場。私はルアーで、大物のガーラ(ロウニンアジ)を釣りました。おすすめのシーズンは4~5月頃。亜熱帯に棲む多くの魚種が釣れるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか」
波照間島では、旧盆の中日(旧暦7月14日)に「ムシャーマ」という盛大な祭りが行われる。この日は島外から里帰りの人や観光客などたくさんの人が訪れ、島は一年でもっとも賑わいを魅せる。ムシャーマは、豊年祈願と先祖供養を目的とする波照間島独自の祭りだ。 ムシャーマでは島全体が3組に分かれ、「ミチサネー」と呼ばれる仮装行列をしながら、島の中央にある公民館を目指して、島内を練り歩く。先頭を歩くのが、五穀豊穣と幸福を象徴するミルク様(弥勒)だ。白い仮面をかぶり、黄色い服をまとっているミルクは、波照間島では女性であるとされ、付き添いの子どもたちはミルクの子。ちょっかいを出しながら歩く道化役のブーブザーがミルクの旦那といわれている。祭りでは他にも琉球舞踊や狂言、獅子舞、棒術、念仏踊りなど、多彩な芸能が奉納され、この日は島が芸能一色に染まる。 島総出で協力しあい、世代を越えて受け継がれてきたムシャーマは、島になくてはならない大切な行事。最近では、祭りの行われる数日前から島を訪れ、踊りの練習に参加してムシャーマに出る観光客が増えているという。見物だけでは物足りないという人は、ぜひ参加してみよう。※沖縄のお盆は旧盆(旧暦7月13日~15日の3日間)。
波照間島は、別名「もっとも宇宙に開かれた島」とも呼ばれ、星の観測地として専門家も注目している。高い建物や人工光がほとんどないので、夜になると満天の星空が広がり、夏には天の川、12~6月には南十字星が楽しめる。「晴れた夜には、満天の星空に出合えます。あまりの星の多さに口をあんぐりと開けて、見とれてしまうほど。多いときは数分に一度、流れ星も観察できますよ。まさに“星降る夜”で、感動します」 また、星空を眺めるのに最高の場所として地元の人たちに人気があるのが、島の南に位置する底名溜池(そこなためいけ)展望台。海の間際まで、たくさんの星が瞬く様子が見られるという。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
波照間島へ来たらぜひ訪れたいおすすめスポットを紹介する。
のんびりと自転車を走らせて巡るのがおすすめ
どの宿もアットホームな雰囲気
各方面から石垣島へは飛行機で。石垣島から波照間島までのアクセス情報を紹介。
現在、石垣島から波照間島への航空便は就航していない。石垣島へは那覇、宮古島の他に日本各地から直行便が運航している。⇒石垣島への空の便について詳しくはこちら
石垣港離島ターミナルからフェリーを利用。⇒石垣港までのアクセスについてはこちらフェリー:約2時間30分(毎火曜、木曜、土曜、第2・4金曜に運行)高速船:約1時間(1日3便)※大原港経由は約1時間20分※天候によって欠航になりやすいので注意が必要⇒石垣島から波照間島への船の便について詳しくはこちら
波照間島には、路線バス、タクシーはない。波照間港から集落までは約1キロ。車で約1分、自転車で約6~7分、徒歩で20~25分ほど。島内の宿泊施設に予約している場合は、送迎をしてくれる。※予約時に要確認
車両台数が少ないため、事前予約がおすすめ。【オーシャンズ】竹富町波照間78-20980-85-8387http://hotel-oceans.businesscatalyst.com/【うるわしレンタカー&レンタバイク】竹富町波照間1480980-85-8438【レンタルクマノミ】竹富町波照間7300980-85-8577宿でもレンタカー、レンタバイク、レンタサイクル取り扱っている場合あり。宿の予約時に確認することがおすすめ。
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どこまでも広がる満天の星
空いっぱいに広がるのは、瞬く星と流れては消える流れ星。星空盤を片手に、星座を観測してみてはいかがだろうか。石垣島観光で”役に立つ”情報
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