まず、世界自然遺産に登録されるには3つのポイントを満たしていけなければなりません。
1つ目の条件としては、「自然美」「地形・地質」「生態系」「生物多様性」この4つの評価基準(クライテリア)の中から、ひとつ以上の項目が当てはまっていること。今回の奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の世界自然遺産登録地では「生態系」と「生物多様性」の二つの評価基準が該当しています。
2つ目の条件としては「完全性の条件(顕著な普遍的価値を示すための要素がそろい、適切な面積を有し、開発等の影響を受けず、自然の本来の姿が維持されていること)」を満たすこと。
3つ目の条件としては顕著な普遍的価値を長期的に維持できるように、十分な「保護管理」が行われていること。
これらの3つの条件を満たした場合、「顕著な普遍的価値」を有する地域、すなわち世界で唯一の価値を有する重要な地域として世界自然遺産に認められます。
出典:環境省ホームページ (https://www.env.go.jp/index.html)
「世界遺産とは」(環境省) を加工して作成