農連市場の一番の特徴は、昔ながらの「相対(あいたい)売り」を基本にしていることでしょう。相対売りとは、売り手と買い手が話し合いで取引するということ。このやりとりをわずらわしいと感じる人もいるかもしれませんが、売り手と客が直に値段交渉することで、お互いにとって適正な価格で売り買いができるという利点があります。
現代では効率化が進み、買い物をしたとしても何ひとつ会話しないことのほうが一般的なのかもしれません。のうれんプラザにも、昔ながらの人対人のやりとりが残っています。お店の方と何気ない会話を楽しんだり、お互いの情報を交換したり。本来の買い物の形を体験することができるスポットです。