やちむんの里(やちむん=焼き物)とはその名の通り、陶芸家が多く集まり工房を構えているエリア。那覇空港からは国道58号~県道12号を使って約30キロ、1時間の道のり。 レンタカー会社は空港周辺に営業所が多いが、到着後に使えるよう事前予約は必須だ。 道中、国道58号の北谷町には美浜アメリカンビレッジがある。大観覧車が目印。飲食店が豊富なので、お昼時に利用してみたい。国道58号と県道12号の交差点には道の駅喜名番所がある。ここは売店等がない、休憩所のみの道の駅。2008年に道の駅豊崎がオープンするまでは日本最西端の道の駅だった。この場所は、1853年にマシュー・ペリー一行も休憩した場所だとされている。 喜名番所の交差点から県道12号へ入れば、読谷やちむんの里までは約1.5キロ。600メートルほど走ると標識があるので、指示に従って進んでいけば良い。集落の入口付近に無料駐車場がある。読谷やちむんの里は、もともと那覇の壷屋から移ってきた人間国宝、故・金城次郎ら陶芸家たちによる共同登り窯と、その弟子筋による読谷山焼「北窯」から成る。現在では多くの工房や販売所が建ち並び、山間の里を散策する陶芸ファンたちで賑わっている。 県道12号へ戻り、4キロほど先には世界遺産、座喜味城跡がある。琉球松の並木道を登った先にある、15世紀初期に護佐丸によって築かれた城跡からは、残波岬や遠くは那覇、慶良間まで一望できる。 【那覇空港⇔読谷やちむんの里】 <距離>=約30キロ <所要時間>=一般道利用(国道58号経由)で約1時間