- 干潮時にだけ行けるビーチ
「久宇良(くうら)の浜/石垣島」
- 石垣島市内から車で約50分、久宇良集落にある「石垣島サンセットビーチ」から干潮時にだけ行ける小さなビーチ。潮の満ち引きは潮見表を参考にし、アクセスに関してはサンセットビーチの駐車場を利用することができる。サンセットビーチの右端からキノコの形をした岩沿いに200メートルほど歩くと、砂浜の真ん中に亀のような岩が鎮座する久宇良の浜にたどり着くことができる。
旅の裏ワザ
干潮時だけにしか行けない貴重なビーチ。プライベートビーチな気分でゆっくりできるが、潮が満ちて帰れなくならないよう気を付けよう。
- 天然の水晶が採取できる希少なビーチ
「クリスタルビーチ/石垣島」
- 石垣島にある米原キャンプ場と川平湾の中間に位置する通称「クリスタルビーチ」は、天然の水晶が採取できる珍しいビーチだ。扇状地のビーチサンドには、サンゴの欠片や貝殻のほか、天然の水晶が含まれていて、ビーチコーミングで手軽に見つけることができる。これはビーチに流れ込む川の上流に、水晶や石英などが含まれている花崗岩で形成される於茂登岳があるため。
旅の裏ワザ
潮の流れが速い場所なので遊泳には細心の注意が必要。シャワーなどの施設はないが、於茂登岳から流れ込む川があるので海から上がったあとに、真水でさっぱりとできるのも魅力のひとつ。
- ジャングルを歩いてたどり着く秘境中の秘境
「鹿川湾の浜/西表島」
- 西表島の南西にある鹿川湾の奥に広がる小さな浜。浜へ行くには西表島に広がる原生林を縦断するか、船をチャーターするしかないまさに秘境中の秘境ビーチ。海は深い碧色でミステリアスな雰囲気。背後の森も暗くて深い。文明から隔離されたような、誰にも邪魔されない自分だけの空間が目の前に現れる。
旅の裏ワザ
ジャングルを歩いてたどり着くのは経験者以外には困難。船で行くなら西表島のウミンチュにお願いした方が良い。行くまではかなりの時間を使うが、誰の足跡もついていない亜熱帯ビーチは魅力的。
- 海の美しさは一度見たら忘れられないほど
「ウダラ浜/西表島」
- 西表島の西側にある網取湾に面するウダラ浜。歩いてたどり着くのは困難な秘境ビーチの一つだ。しかし、湾の中は西表島でも指折りの透明度と碧色の海の素晴らしさである。島では知らない人はいない「西表島のターザン」と呼ばれた名物オジィが暮らしていた浜でもある。
旅の裏ワザ
網取湾の海の素晴らしさは、一度見たら忘れられないほど。白浜港から渡し船で30分のところにある。徒歩だと白浜の集落から約6時間かかる。
- 船でしか行くことができない“幻の浜”
「イダの浜/西表島」
- イダの浜へのアクセスは、石垣港離島ターミナルから高速艇で西表島のデンサーターミナル(上原港)まで約40分。デンサーターミナルからレンタカーで215号線西端の白浜港へ、白浜港から定期船で船浮へ渡り徒歩で山一つ超えるのに15分。石垣島からだとゆうに2時間はかかる。たどり着くまでが一つの旅のようなものだ。
旅の裏ワザ
「幻の浜」というだけあり、たどり着くまでに時間がかかる。海は遠浅で透明度は抜群。森を抜けて目の前に船浮湾のきれいな海が現れると思わず息をのむ。
- シュノーケリングに最適な小さな浜
「ペー浜/波照間島」
- 波照間島の北西にある小さな浜だ。隣が人気のニシ浜ビーチだから迷うことはほとんどない。港から海岸線沿いに歩いて行っても20分程度。普段はニシ浜ビーチに行く人が多く、わざわざこの浜にくることもないので静かな浜だ。浜辺でゆっくりしたり、シュノーケリングで熱帯魚を追うのも良い。
旅の裏ワザ
近くには小さな浜がいくつもあるので混雑するビーチが嫌いな人にはおすすめ。北向きだから海の色がきれいに見えるのもうれしい。
- サンゴに埋め尽くされた小さな浜
「ナリサ浜(珊瑚の浜)/波照間島」
- 石垣島から高速船で約70分、日本最南端の有人島である波照間(はてるま)島の西側にある穴場ビーチ。台風のたびに枝サンゴが浜に打ち上げられ、サンゴに埋め尽くされた小さな浜だ。わかりやすい案内などはなく、藪の合間に延びる海に続いていそうな小径に入ると、この浜にたどり着く。
旅の裏ワザ
遊泳禁止だが、一面サンゴのカケラに埋め尽くされた浜で寝転がると気持ちが良く、干潮時には岩陰でのんびりと過ごすのもおすすめ。冬場はきれいな夕日を眺めることができる。
- 地元の人しか知らない浜
「キャンの浜/黒島」
- ハートアイランドの愛称で呼ばれることもある黒島の東岸にある自然の浜。浜へ行くには島の中央集落からが判りやすい。「うんどうや」という食堂から東への道をどんどん海へ向かって行って、突き当たったところがキャンの浜だ。
旅の裏ワザ
島の子どもたちがよく遊んでいるビーチ。透き通る碧い海と珊瑚の潮溜まりに残された熱帯魚探しはついつい夢中になる。
- 牧場の中の一本道を抜けてたどり着く
「アミリの浜/黒島」
- 観光客もあまり来ないいわゆるイチャンダビーチ(手つかずの浜)。島の集落に黒島レンタカー店がある。そこから東に進み、牧場の中の一本道を海岸までいくと突き当たったところにあらわれる。
旅の裏ワザ
小さな浜だけれど珊瑚石灰岩の残る海なので、干潮時は潮溜まりで生物探しも楽しめる。赤瓦の一軒家が並ぶ集落は沖縄の離島らしく情緒のある風景だ。
- 星砂の浜を歩ける数少ない隠れ家ビーチ
「島仲浜/鳩間島」
- 石垣港離島ターミナルから鳩間島まで高速船で約40分。石垣島ステイで気軽に日帰りができる鳩間島。「島仲浜」は、鳩間港のちょうど反対側、島の北側にある。歩いて25分ほど。
旅の裏ワザ
沖縄土産で人気のあった星砂の多くは、この「島仲浜」から採取されていた。それほどきれいな砂浜だったが、取り過ぎたこともあり、今は採取が禁止されている。