ホテル浜比嘉島リゾートができて以来、浜比嘉島には滞在型の観光客が増加。島のスポットもきれいに整備されつつありますが、その一方ではまだまだ昔からの伝統や行事が大切に継承されています。とくにこの島は琉球の始まりの地といわれ、その祖神アマミキヨとシネリキヨが住んだ場所としても知られています。子宝や五穀豊穣を願い、今も県内外から拝みに来る人が後を絶たないほど、パワースポットとしても人気です。
通称「ばま」と呼ばれる浜比嘉島は、浜比嘉大橋を渡って右が浜集落。左が比嘉集落。自治区が2つに分かれており、両方を合わせて浜比嘉島と呼びます。シヌグ堂と呼ばれる大きな御嶽があるのは浜集落。琉球開びゃくの祖神アマミキヨとシネリキヨの居住跡とされるシルミチューがあるのは比嘉集落。神聖なる場所も2つの集落に分かれて存在します。神の島というと久高島(くだかじま)を思い浮かべる人は多いですが、実はこの浜比嘉島もとても神聖な島なのです。