「ファインディング・ドリー」に登場する海の生き物に出会える沖縄のスポット

2016年7月16日（土）、全国で映画「ファインディング・ドリー」が公開される。2003年の公開以来、空前のクマノミブームを生み出した映画「ファインディング・ニモ」の待望の続編となる。



本作はニモとマーリン親子の親友で忘れんぼうな“ナンヨウハギ”のドリーが主人公。ふいに思い出した家族の記憶をもとに彼女の家族を探しに行く、というストーリー。前作の主人公であるニモやマーリン、ウミガメのクラッシュなど、お馴染みのキャラクターに加え、7本足のタコのハンク、泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニーなど新しいキャラクターが加わり前作以上にスケールアップした大冒険を繰り広げる。

たびらい沖縄ではそんな「ファインディング・ドリー」に登場する海の生き物を間近で見られるスポットを紹介。映画を楽しんだあとは、南国・沖縄でキャラクターのモデルとなった生き物たちを直に観察してほしい。

■ドリーに出会える沖縄のスポット



ドリーのモデルとなった、ナンヨウハギ（沖縄名ジュリグヮークスク）は、沖縄県ではカクレクマノミと同じくさまざまな場所で目にする機会が多いが、特に慶良間諸島（けらましょとう）で多く目にする。成魚は小さな群れを成している姿を見ることができるものの、潮通しのよい（潮の流れが速い）場所を好むので、シュノーケルや体験ダイビングではなかなかお目にかかれない。中上級者のファンダイビングでの常連さんだ。幼魚だと慶良間諸島の浅瀬のサンゴ礁でよく見かけるが、すぐに隠れてしまうので、ゆっくり見ることや写真を撮ることはこちらも難しい。

そのため、ゆっくり観察したい人は本部町（もとぶちょう）にある人気の観光施設「沖縄美ら海水族館」をおすすめする。水族館ではガイドさんの説明もあるので、より深くナンヨウハギのことを知ることができる。

■マーリン・ニモに出会える沖縄の観光スポット



沖縄県内にはニモのモデルになった「カクレクマノミ（沖縄名イヌビ）」のほかにも、クマノミの仲間が6種類ほど生息している。県内では北谷町（ちゃたんちょう）の砂辺（すなべ）海岸など本島近海や慶良間諸島のリーフ内で比較的よく見ることができる。そのほかのクマノミであれば、沖縄本島では恩納村（おんなそん）の真栄田岬（まえだみさき）、宮古島の吉野海岸（よしのかいがん）、新城海岸（あらぐすくかいがん）が有名。クマノミはシュノーケル、体験ダイビングでも比較的見ることが可能だ。
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「海に入るのはちょっと…」という人には本島北部の名護市（なごし）にあるブセナ海中公園へ。海中展望台とグラス底ボートが楽しめ、海中展望塔では水深4～5メートルの中、360度のガラス窓からクマノミなどの熱帯魚が泳ぐ海中世界を見ることができる。

■デスティニーに出会える沖縄の観光スポット



デスティニーのモデルとなったジンベエザメ（沖縄名ミズサバ）は沖縄県でも自然個体はめったに目にすることがない。しかし、沖縄県本島中部の読谷村（よみたんそん）にある「体験王国むら咲むら」では沖合にある海中生け簀内で飼育されているジンベエザメに、手で触れられそうなほど近くを泳ぐコースが用意されている。また、沖縄美ら海水族館にある大水槽「黒潮の海」では3尾のジンベエザメが悠々と泳ぎまわり、その姿に圧倒される。

■クラッシュ・スクワートに出会える沖縄の観光スポット



クラッシュ親子のモデルとなったウミガメ（沖縄名ミジガーミー）は沖縄県で主に3種（タイマイ、アカウミガメ、アオウミガメ）を見ることのできる。渡嘉敷島（とかしきじま）にある渡嘉志久ビーチではウミガメと一緒に泳ぐことができる。沖縄県本島でも読谷村にあるニライビーチなどウミガメが産卵を行う砂浜が多数知られている。

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