
波照間島ではサトウキビが主な産業となっている。夏に植え付けされたサトウキビは農家の人たちによって休むことなく大切に育てられ、1年半後の冬にようやく収穫時期を迎える。
サトウキビの花が咲くと糖度があがった合図で、太陽に照らされ風が吹くとキラキラとシルバー色に輝き、収穫時期には背丈の倍ほどあるサトウキビに成長し、12月から3月下旬にかけて島の人と援農隊によって収穫される。
一面にサトウキビ畑が広がる波照間島。冬に島を訪れると、あちらこちらでキビ刈りをしている姿を目にするが、それはこの時期にしか出会うことのできない風景で、島が一番活気づくシーズンでもある。
収穫されたサトウキビは24時間フル稼働している波照間製糖工場に運ばれ製品化され、美味しい黒糖となり出荷されていく。製糖期間中、波照間製糖工場からはいつも甘い香りが漂ってくる。波照間島の黒糖は島の共同売店や港の売店で購入することができる。