
オープンして約40年の大盛り食堂。人気のメニューはポーク玉子とカツ丼、肉そばです。
沖縄の食堂でポーク玉子といえば、厚めに切った缶詰のポーク(ポークランチョンミート)3~4枚に卵2個分の玉子焼き、キャベツの千切りなどのサラダが付くのだが通常ですが、この店では、ポークだけでは物足りないからと、ベーコンやウィンナー、ハンバーグ、豚の焼肉またはトンカツなど、加工した豚肉が並びます。さらに、天ぷらや季節によってはゴーヤー炒めまでものっています。もう一つの主役の玉子焼は、その肉の下に埋もれて存在を忘れてしまうほど。カツ丼は、丼にご飯をぎゅうぎゅうに盛り、炒めた野菜と3枚分のカツを山盛にのせています。
そんな店の肉そばは、キャベツやもやしなどたっぷりの野菜炒めを、約500グラムもの麺(通常は200~250グラム)の上にのせ、廃鶏や鰹節などでじっくり旨味を煮出したスープをかけたもの。仕上げにおタマ2杯分の煮つけた豚肉をトッピングして完成です。
たっぷりの野菜と、もっちりとした麺、旨みのあるスープが三位一体になるはずですが、その前に具の野菜炒めが立ちはだかり、ギブアップする客も多いです。
ちなみに肉そばとは、麺の上に肉野菜炒めをトッピングしたそばで、似たようなメニューを野菜そばと呼ぶ店もあるんです。