久高島は、神がつくった聖なる島

久高島は斎場御嶽の東に位置する小さな島。島の周囲は8キロ足らず、人口は270人程度で、その多くは高齢者です。琉球開闢(かいびゃく)の祖神、アマミキヨが天から降りて最初につくったといわれ、島の土地は神様からお借りしているものと考えられているため、現在でも私有が認められていません。北部や集落の外など、多くの場所が聖域として大切に守られている島でもあります。誰のものでもない、広くて深い空間が狭い島に広がっているわけです。
12年に一度行われる、名高き祭祀「イザイホー」は昭和53年(1978)以降行われていませんが、島をあげての旧正月や八月マティー、琉球開闢や五穀発祥にまつわる祭祀など、数多くの伝統的な年中行事が今でも行われています。
【住所】
南城市知念字久手堅270-1
※入場チケットは「南城市地域物産館」(南城市知念字久手堅539)で購入のため、まずは必ず南城市地域物産館に立ち寄ること
【電話番号(問い合わせ)】
098-949-1899
【営業時間】
9時~18時(最終入場17時30分)
【定休日】
旧暦の5月と10月、年に2回休息日として3日ずつ休みあり
【利用料金】
大人200円(高校生以上)、小人100円(小中学生)、団体150円(20人以上)
【駐車場】
あり 約150台。(無料。南城市地域物産館と岬公園にある)
※駐車場から斎場御嶽迄は徒歩7分~10分程度