1. 石垣島トライアスロンの楽しみ方

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

石垣島トライアスロンの楽しみ方

  風光明媚な石垣島の風景の中で開催され、リゾートトライアスロンとして人気の石垣島トライアスロン。参加するアスリートも観客も、参加前に読んでおきたい石垣島トライアスロンのツボを、優勝経験豊富な達人に教えてもらいました。

笑顔でゴールする参加者たち

  沖縄から南へ400キロ。美しい海と山に囲まれた石垣島で、毎年4月に日本最南端のトライアスロン大会「石垣島トライアスロン」が開催されます。スイム1.5キロ、バイク42キロ、ラン10キロをアスリートたちが駆け抜けるレースは、石垣島の風光明媚な自然と丸ごと楽しめるとあって、県内外を問わず人気が高いです。本大会で過去5回優勝している達人にその魅力を聞いてみました。
※2018年の開催は4月15日(日)

(写真提供:オールスポーツコミュニティー)
HP:http://allsports.jp/

更新日/2018年 2月

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桑原 寛次さん
(くわばら ひろつぐ)
桑原 寛次さん

石垣島トライアスロンの達人
  大学時代からトライアスロンを始め、2004年石垣トライアスロンに初参加。6回の出場のうち5回の優勝に輝いた。出身は愛媛県。現在は那覇市泉崎にある甘味処「万丸」と首里の「桃どん」で働きながら、日々トレーニングに励んでいます。

高低差のある石垣島を1周する、アップダウンが激しいコース

山中の坂をバイクで上る選手

  石垣島のトライアスロンは、石垣島の美しい海と街中の両方を楽しめるよう構成されているので、アスリート本人だけでなく、応援してくれる家族や友達と一緒に石垣島に来る人も多いですね。石垣島の風景を満喫しながらトライアスロンを楽しめることが大きな魅力ですが、楽しむといってもコースはかなりキツイので(笑)、油断は禁物です。
 石垣島のコースは、とにかくアップダウンが激しい。例えば、スイムを終えてバイクで内陸部の山を登っていくところ。町からいきなり山に入っていくので、平坦だった道がぐわーっと急な角度の坂道へと変わっていきます。でも、そうした変化を体験できるのも石垣島ならでは。沖縄県外では、このように急変するコースはあまりありません。
 また、年度によってコースが変わることもよくあります。最近でいえば、新しくサザンゲートブリッジがコースに加わりました。

難所であり絶景のポイントでもあるサザンゲートブリッジ

石垣島のサンセットポイント、1993年に開通した

  2015年からコースに追加されたサザンゲートブリッジは、石垣島で行われるトライアスロンのワールドカップ(Ishigaki ITU Triathlon World Cup)にも使用されました。これは大きな魅力の一つです。
 スイムの後、バイクに乗ってすぐにこの橋にさしかかるのですが、体を横にしたスイムの動きから、バイクの縦の動きに変わった状態で坂を登るのが、とにかくキツイ!想像する以上に急な坂なので体にこたえますが、同時に、「これからやるぞ!」という気持ちにもなります。
 キツイことには間違いないのですが、島のコースを一周し、バイクのゴールへ向かっているときに橋の上から見る景色は最高です。走っている間、目の前がすべて海なんです。あの景色は100人中100人が感動するのではないかというくらいの美しさがあります。石垣島の真っ青な海に包まれながら走る快感を、ぜひ味わってほしいと思います。

背中を押す島民の応援

沿道の温かい応援が、元気と勇気を選手に与える

  レース中は、沿道で声援を送ってくれる地元の方々に、大いに励まされています。石垣の人たちの人柄なのでしょうか、みなさんとてもフレンドリーなんです。応援するときの立ち位置も、他の大会よりも選手に近いですし、心の距離も近いなと感じます。石垣の方は、ドリンクを選手に手渡ししてくれようとするんです。残念ながら走っている間に受け取ることは難しいのですが、一緒に走ってくれる方もいて、その気持ちがとても嬉しくて、ものすごく元気をもらえます。ランニングのときは割と余裕があるので、応援を楽しみながら走っています。

離島だけど参加しやすい!その理由とは?

列をなす参加者たち

  石垣島のトライアスロンは国内の数ある大会の中でも、とても参加しやすい大会だと思います。各都市から石垣空港への直行便が多く就航しているので、沖縄県外の方でも1泊2日で参加することが可能です。また、多くのトライアスロン大会は街の中心部から離れた田舎で開催されるのですが、石垣島は大会会場が街中にあるので、到着してからも交通の便で困りません。ホテルからも近いし、このコンパクトさが魅力です。無理な移動がないことは、参加者にとって嬉しい条件だと思います。

石垣島トライアスロン公式HP⇒http://ishigaki-triathlon.jp/


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[たびらいセレクション]

石垣島トライアスロンをもっと楽しむための情報

選手に声援を送るならここ!おすすめの応援場所

  スイム、バイク、ランの3種目の競技があり、長時間にわたって楽しめるトライアスロン。その迫力ある見どころと、選手たちに声援を送りやすい応援地点を3つピックアップします。

おすすめポイント
  応援のポイントがわかっていれば、絶好のシャッターチャンスを逃さずに、選手たちの一番かっこいい姿をカメラにおさめることができます。また、応援は地元の方たちと交流を深める機会にもなるので、近くにいる島の人に声をかけてみましょう。石垣の方々のあたたかな人柄も、旅の思い出にもなるはずです。

ここがキツイ!石垣トライアスロンの難所

  トライアスロンは、開催される会場によってコースの特徴が異なるからので、注意したいポイントも変わってきます。石垣トライアスロンに挑戦する人の役に立つ、苦戦が予想される場所を紹介します。

おすすめポイント
  島というコンパクトサイズならではのコースは、急激なアップダウンなど、選手を苦しめることもあります。けれど、せっかく島まで来たのですから、それを楽しみに変えて満喫してほしいですね。走ることだけに専念するのではなく、石垣島の風や匂い、空や花や町並を全身で感じましょう。

石垣島トライアスロンと合わせて楽しもう!石垣島の観光情報3選

  トライアスロンに参加する人にも応援だけの人にも役立つ!おすすめの観光情報を紹介します。

  • 食欲をそそる厚切りの石垣牛
  • 久宇良の浜
  • フサキビーチに夕焼けを見に集う人々
おすすめポイント
  グルメ、ビーチ、街歩きと3ジャンルに分けて紹介します。沖縄本島とは違う魅力の詰まった石垣島、トライアスロンはもちろん、観光もぜひ楽しんでほしいですね。

石垣島・離島周辺のホテル探しなら「推し宿」

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編集部の視点
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南ぬ島石垣空港への交通アクセス情報

  2013年に新空港「南ぬ島石垣空港」がオープンし、各地からの路線が増え、直行便で石垣島へ行くことが可能になりました。

本州から南ぬ島石垣空港への空の旅

  ・東京国際空港(羽田)、成田国際空港から約3時間のフライト
便数などの詳しい情報はこちら
・関西国際空港、神戸空港から約2時間30分のフライト
便数などの詳しい情報はこちら
・中部国際セントレア空港から約2時間30分のフライト
便数などの詳しい情報はこちら
・福岡空港(夏季のみ就航)から約2時間のフライト
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沖縄本島から南ぬ島石垣空港への空の旅

  那覇空港から約1時間のフライト
便数などの詳しい情報はこちら

石垣空港から大会会場(登野城漁港)までの交通アクセス

  空港からの交通手段を紹介します

石垣空港からレンタカーでスタート地点へ

  所用時間:約25分
石垣島のレンタカー情報はこちら

石垣空港からタクシーでスタート地点へ

  所用時間:約25分
料金の目安:4000円

石垣空港からバスでスタート地点へ

石垣島トライアスロンのQ&A

Q エントリー募集はいつ始まるの?
A 2018年度は開催前年度の12月頭からエントリー募集開始。
※2017年12月24日(日)まで
Q 出場者の年齢制限はある?
A 大会前年度の12月31日時点で満18歳以上の人です。
Q コースは毎年同じなの?
A 年によってコースは変わるので、ホームページでコースMAPをチェックしましょう。
Q 大会当日の気温は?
A 4月の沖縄は最低20度、最高25度前後。
Q 大会は何時から何時まで行われる?
A 朝8時からスイムの第1ウェーブがスタートし、午後13時に競技終了となります。

いざないの一枚

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