1. しむじょう|昔のまま時が止まった琉球家屋と、風味豊かな沖縄そばに癒されて

しむじょう|昔のまま時が止まった琉球家屋と、風味豊かな沖縄そばに癒されて

【投稿日】2020年03月13日(金)| 沖縄発

琉球家屋や古い石垣、樹齢100年以上の木々が生い茂る庭など、古き良きたたずまいで迎えてくれる「しむじょう」。県内外はもちろん、外国人客からも注目を集め、ひっきりなしにお客がやってくる人気の沖縄そば屋です。

昔ながらのウチナー(沖縄)の面影を留めた敷地内では、国の登録有形文化財に登録されている6つの貴重な風景に出会えますよ。

しむじょうのメニュー

店のイチオシは、複数の沖縄の味を一度に楽しめる「セットメニュー」。膳の上には、三枚肉そば(中)と、日替わり小鉢2品、季節のジューシー、手作りじーまーみ豆腐(ピーナッツを使った沖縄郷土料理)が並びます。

豚骨とカツオの風味が香る「三枚肉そば」は、3日かけて徹底的に脂を取り除いた透明感のあるスープが特徴。コシのある麺との相性も抜群で、さっぱりとした中にも深いコクがあり、誰の舌にも馴染むような味わいに仕上げています。開店当初からの継ぎ足しているタレが染みた三枚肉も、思わず笑顔がこぼれる美味しさです。

少しアクセントをつけたい方は、手作りのしょうがを加えて味わってくださいね。

しむじょうのメニュー

旅の終盤に訪れるなら、疲れ気味の方でも食べやすい「ゆし豆腐定食」がおすすめです。定食には、ゆし豆腐のほか、日替わり小鉢2品、季節のジューシー、三枚肉の煮付けが付きます。
ゆし豆腐は、地元の工場から出来たてを直接仕入れたものを使用。スープと一緒に豆腐をすくって口に運ぶと、ふわふわの優しい旨みが身体中に染み渡ります。

豆腐屋の定休日となっている第2・第4日曜日は提供していないので、このメニューをお目当てに来店する予定がある方は、ぜひ覚えておくといいですね。

しむじょうの店内

「しむじょう」という店名は、屋敷の屋号をとって名づけられたそう。屋号築約65年にもなる古民家では、どこか懐かしさを感じる非日常のひとときを過ごせます。

繁忙期を迎える6月からは、13時30分頃にはメニューが完売してしまうこともしばしば。なるべく早めの時間帯に訪れるといいでしょう。

しむじょうのテラス

お庭では心地よい風にあたりながら、モノレールが走る那覇の街並みを眺めて。

食事の後には、登録有形文化財に登録された財産を探して、敷地内を見学してはいかがでしょうか。

登録有形文化財

今では中々見ることができない「フール」も、登録有形文化財のひとつ。3つに区画されたこの場所は、豚の飼育小屋を兼ねたトイレとして使用されていたそうです。

入口には目隠しや魔よけの意味を込めて、屋敷の正面の門と母屋の間に「ひんぷん」が建てられています。ほかにも、琉球石灰岩で積まれた「石垣」や「池」など、登録有形文化財を通して、昔の沖縄の姿を垣間見ることができます。

人気観光スポット・首里城(しゅりじょう)から、車で約15分の場所に位置する「しむじょう」。レンタカーを借りなくても、ゆいレールを使って最寄りの「市立病院前駅」から徒歩約7分で到着できますよ。

【店舗名】
しむじょう

【メニュー例】
セットメニュー、 ゆし豆腐定食(第2・4日曜日はお休み)、てびちの煮付け(単品 )

【ドリンクメニュー例】
アイスティー、アイスコーヒー、オレンジ100%ジュース、ラムネ、オリオンビール など

【住所】
那覇市首里末吉町2丁目124

【問い合わせ(電話番号)】
TEL:098-884-1933(予約不可)

【営業時間】
11時~15時(売切れ次第終了)

【定休日】
水曜日

【駐車場】
あり

【備考】
カード利用不可

【その他】
※分煙
※ペット可(庭のみ)
※子ども対応あり


それぞれのエリアで楽しむ
ローカル旅行体験

沖縄観光でしたい体験を現地編集部がガイド

沖縄観光でしたい体験を現地編集部がガイド

沖縄本島に、周辺の離島…個性豊かなエリアごとの楽しみ方をたびらい編集部がガイドします。現地の人だから知っている、ちょっとディープなローカル体験の数々をご紹介。

詳細はこちら

【投稿日】2020年03月13日(金)【投稿者】たびらい編集部

あわせて読みたい!

今、この宿、見られてます

×