1. 宜野座村を楽しむ!おすすめ観光情報

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

宜野座村を楽しむ!おすすめ観光情報

  沖縄本島の中央に位置する宜野座村(ぎのざそん)は、美しいコバルトブルーの海と緑豊かな山々に囲まれた自然の宝庫。集落には沖縄の原風景を思わせる瓦屋根の古民家もちらほら見られ、ホッとする風景に出合えます。

波も穏やかで透明度も高い人気スポットの漢那(かんな)ビーチ

  那覇空港から沖縄自動車道を利用して約1時間。「水と緑と太陽の里」がキャッチフレーズの宜野座村には、コバルトブルーの海から亜熱帯グリーンまで、両方を味わえる魅力があります。最近では、神秘的な鍾乳洞や森林浴が楽しめる遊歩道を利用した散策ツアーが人気で、県内外の森ガールたちもたくさん訪れています。そんな宜野座村を知り尽くした達人に、その魅力を聞いてみました。

公開日/2015年11月




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仲間 赴人さん
(なかま はやと)
仲間 赴人

宜野座村の魅力を伝える達人
  沖縄県宜野座村生まれ。宜野座村観光推進協議会事務局長。宜野座村の魅力を広めるために、日々の情報発信を続けています。「阪神タイガースのキャンプを見に来た観光客に、手軽に食べられるご当地グルメを提供したい」と考えたことがきっかけで、地元食材を使った「宜野座バーガー」を発案。またバーガーコンテストの「宜野座バーガーフェスタ」の運営にも携わっています。
【宜野座村観光推進協議会HP】
http://ginozanavi.com/

自然と伝統に触れながら、宜野座を感じるほっこり散策

散策では、宜野座村の歴史や文化をガイドが丁寧に解説してくれる

  宜野座村には、数多くの史跡や手つかずに自然がたくさん残されており、沖縄本来の素朴な風景を随所で見ることができます。そんな魅力を多くの人に知ってもらおうと、宜野座村では散策ツアーを充実させています。中でも人気のツアーは、ポールを使って歩くノルディックウォーキング。今回は、達人の仲間さんに鍾乳洞と琉球の歴史めぐりをテーマにした「古知屋(こちや)村物語散策コース」を案内してもらいながら、歴史と文化と豊かな自然をめぐるコースをスポーツ感覚で歩いてみました。
 コースには、集落を守るように鋭いにらみをきかせる石獅子や、神事を行う御嶽(うたき)、村内に1カ所だけ存在する琉球王府時代の石垣など見所がたくさんあります。それぞれについてのエピソードを聞きながら歩くと、宜野座の人たちが受け継いできた伝統や自然を大切に思う気持ちがひしひしと伝わってきました。また、メーガー洞という鍾乳洞に入ってみると、真っ暗でびっくり!自然をそのまま感じてもらうためにライトアップはしていないとのことです。途中で休憩をとりつつ、あっという間の90分でした。

宜野座村は美しい海も魅力

穏やかな漢那ビーチでは思い切り海遊びを体験できる

  宜野座村を代表する海といえば、漢那ビーチ。緩やかなアーチ状に広がるビーチは波も穏やかで透明度が高く、ハブクラゲ防止ネットも張られているので、子ども連れでも安心して楽しめます。ビーチの脇にはうっそうと木々が生い茂り、まるで小さなジャングル。そんな風景の中で海遊びできるのも魅力的ですね。
 また、漢那ビーチでできる珍しいアクティビティに、豊漁や安全祈願として行う沖縄の伝統行事・サバニレースのハーリー体験があります。「漢那漁港に舟が保管されているので、漢那ビーチや国道329号線沿いのヒービー浜などで体験ができます。インストラクターが指導してくれますので、すぐに乗りこなせるようになりますよ」と達人。その他、漢那ビーチではシーカヤックも人気が高いです。透明度が高い海なので、カヤックに乗りながら海を覗きこむだけでさまざまな生き物が観察できて、運が良ければウミガメに遭遇することもあります。

沖縄本島で唯一の鍛冶屋が作る「島包丁(シマホウチャー)」

鍛冶場の中で制作に励む、職人の知名さん

  国道329号に控えめにたっている案内板を目印に、細い道を進んだ先にある「カニマン鍛冶工房」。沖縄本島で唯一、島包丁を作っている鍛冶屋です。店名の「カニマン」という言葉は、沖縄の方言で「鍛冶屋」という意味。職人の知名定順(ちな ていじゅん)さんは、宜野座村立博物館の館長を務めた後、鍛冶職人になったという異色の人です。「博物館に勤めていたころから、刃物を作る知識はあった」という知名さん。作り出される包丁は、地元の畑人(ハルサー)が使わなくなったトラクターの刃などを再利用したもの。ひとつ1000円ほどのカニマン工房の島包丁は、リーズナブルな値段にもかかわらず切れ味が鋭いと地元でも評判です。

カニマン鍛冶工房
宜野座村松田2629-10
098-968-8459
営業時間:10時~18時

宜野座の魅力を詰め込んだ「宜野座バーガー」

イカスミを練り込んだ黒いバーガー「宜野座黒兵衛」

  宜野座村で行われる阪神タイガースの春季キャンプに訪れるファンに、野球を見ながら地元の食材を食べてもらおうと、宜野座観光推進協議会が発案。村内の店舗やホテルの料理人たちによって、個性豊かな「宜野座バーガー」が誕生しました。イカスミを練り込んだパンズに、アグー豚のジューシーなパティ、もずくや黒ごまなど3種のソースの入った「宜野座黒兵衛」など、村内の3店舗でオリジナルの宜野座バーガーが食べられます。いずれも腕利きの料理人たちが作った逸品。
 この宜野座バーガーを一度に味わえるのが、2013年から開催されている「宜野座バーガーフェスタ」。大会では、趣向をこらしたさまざまな宜野座バーガーが登場します。宜野座産食材を堪能したいなら、ぜひ遊びに行ってみましょう。

宜野座黒兵衛/アムスホテルズ カンナリゾートヴィラ:宜野座村漢那397-1 098-973-0211
てんぷす紅豚バーガー/炭焼家てんぷす:宜野座村宜野座663-49 2F 098-968-5808
じゃがめんカツバーガー/豚我:宜野座村漢那1633 098-968-6560


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宜野座村のおすすめ観光情報

宜野座村を楽しむ

  豊かな自然に恵まれた「水と緑と太陽の里」は楽しい施設がいっぱい!

  • NO1何を売っているのかひと目で分かる、大きな看板がお出迎え!全体
  • NO2漢那ビーチ
  • NO3疲労回復コースなどのメニューでバーデゾーンを楽しむ
おすすめポイント
  「道の駅ぎのざ」の直売所では、村の農作物や工芸品、特産品が豊富。隣接する加工センターでは、ジャガイモを使った餅や、もずくの佃煮などオリジナルの特産品も購入できます。毎年7月5日~9月30日が遊泳期間の「漢那ビーチ」は、豊富な自然の中で海水浴ができるほかに、家族でバーベキューも楽しめます。2014年4月にリニューアルオープンした「かりゆしカンナタラソラグーナ」は、タラソテラピー(自然海洋療法)施設。14種類のジャグジーやサウナがあり、心身を癒してくれます。

宜野座村のおいしいもの

  地元ならではの食材を使った、おいしいものが食べられるお店を紹介。

  • NO1車えびレストラン球屋の外観
  • NO2Café アジール
  • NO3
おすすめポイント
  「カフェ アジール」は、陶工であるご主人とイラストやデザインを手がける奥さんという、異色(?)の2人が経営している店。同じ店内で「ぎのざジャム工房」として、手作りのトロピカルジャムも生産しています。車えびを養殖している宜野座養殖直営店の「車えびレストラン・車屋」は、鮮度の良い獲れたての車えびを味わえるお店ですよ。宜野座川沿いにあるので、食事をしながらマングローブ林を一望できます。カキとシーフードの店は「Lequio Terrace漢那」といって今話題のグルメスポット。漢那(かんな)漁港内にあります。

宜野座村から近い、おすすめ観光スポット

  宜野座村に行くならぜひ一緒に訪れたい、沖縄本島の東海岸のおすすめスポットを紹介

  • NO1水牛車で園内をめぐるのが人気
  • NO2まるで映画のセットのような異国情緒漂う新開地エリア
  • NO31トンもの巨体がぶつかり合う闘牛は迫力満点!
おすすめポイント
  北谷町や恩納村のある沖縄本島の西海岸は観光リゾートして知られていますが、東海岸側にも見どころはたくさんあります。「ビオスの丘」は亜熱帯の森を再現した公園で、いろいろな動物にも触れ合えるのでお子様連れに特におすすめです。宜野座村の隣り「金武町」はタコライス発祥の地です。アメリカンな雰囲気も残っていて独特の風情がありますよ。「うるま市」には海中道路や勝連城跡があります。

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宜野座村(宜野座村役場)への交通アクセス

  那覇空港から車で沖縄自動車道・宜野座ICを降りて、すぐ。約62キロ、1時間。

宜野座村のQ&A

Q 宜野座村の特産品には、どんなものがあるの?
A 宜野座村は県内でも有数のじゃがいも産地。そのじゃがいもを沖縄そばに練り込んだ「じゃがめん」は、歯ごたえがあり、焼きそばやパスタとして使えるのでおすすめです。「未来ぎのざ」では、乾麺だけでなく生麺も買うことができます。また、村産品としてはベビーリーフなどがあります。
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