
毎年旧暦8月の己亥(つちのとゐ)の日から3日間(新暦9月~11月頃)、八重山諸島の小浜島内の神聖な御嶽で行われる伝統行事です。豊年祭と並ぶ島の大きなお祭りでその年の豊作への感謝と翌年の五穀豊穣を願って行われます。国の重要無形民俗文化財に指定されており、島では伝統行事の伝承に積極的に取り組んでいます。
祭りのメインイベントは2日目の庚子(かのえね)の日でショウニツ(正日)といい、この日は見学が可能です。北集落が福々しい仮面で知られる弥勒(ミルク)神を奉納、南集落がこれも福々しいフクルクジュ(福禄寿)を奉納するほか、舞台では狂言や獅子舞、棒術、民俗舞踊など数多くの芸能が奉納されます。
この時期に合わせ、島出身者も県内外から里帰りをして祭りに参加し、小さな島はたいへんな活気を見せます。民俗的行事に接して、神々の集う島を感じてみてはいかが。
【開催日時】
例年旧暦8月の己亥(つちのとゐ)の日から、庚子(かのえね)、辛丑(かのとうし)の連続する3日間に開催されることが多い。
2019年10月29日(火)~31日(木)
【開催地】
小浜島 嘉保根御嶽(かほねうたき) (竹富町小浜)
【問い合わせ】
竹富町観光協会 電話: 0980-82-5445
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【交通アクセス】
小浜島までは石垣港から小浜港まで定期高速船で約25~40分
小浜港から約1.6キロ、徒歩約20分。