唐からやってきた土地神を祀る

中国古来の土地神を祀る施設。自然林を背にしたサンゴ岩を用いて整然と区画された一画に、本殿、拝殿などが建つ。建設年代は不明であるが、本殿及び拝殿の軸部石組等の状態から18世紀中頃の造営と考えられる。沖縄本島を中心に各地に存在する土帝君を礼拝する施設のうち最大級のもので、土帝君信仰に関する建造物の形態を良く保つ代表的な遺構として貴重なもの。森一帯を敷均にして三段にし、上段には土帝君祀を造って農神土帝君を祀り、中段に赤瓦屋根と石壁のアサギ(神を招いて祭祀を行う場所)、下段には砂利を敷いた広場がある。
【住所】
本部町字瀬底南瀬底原56番
【利用料金】
無料
【備考】
国指定重要文化財