
沖縄県宮古島市の伊良部(いらぶ)地区において、平成29年(2017)10月11日から「下地島空港旅客ターミナル施設」が整備されており、平成31年(2019)3月に開業予定となっています。
平成29年(2017)3月に沖縄県と基本協定が締結され、三菱地所株式会社によって進められている事業で、下地島空港において旅客ターミナル施設を整備し、国際線・国内線旅客の取扱い、ならびにプライベート機などの受け入れを行うものです。
「宮古諸島を国際的なリゾートへ」を目標に掲げ、「空港から、リゾート、はじまる。」をコンセプトに、豊かな緑や自然の光、自然の風を取り込むなどリゾート感を演出。ターミナル敷地内にレンタカーの乗り出し・返却エリアが整備され、旅行者の動線を意識した設計となっています。

さらに、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネル「CLT」が、空港ターミナルとして全国で初めて、屋根の構造材に採用され、一次エネルギー消費を68%削減する計画によりBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高ランク認定を受けるといったエコへの取り組みも注目されています。