
平成29年(2017)8月から9月にかけて、沖縄県本部町(もとぶちょう)に位置する海洋博公園でクロウミガメの赤ちゃんが誕生しました。飼育下での繁殖に成功したのは、世界初となります。
クロウミガメは、メキシコからペルー南部、ガラパゴス諸島を中心とした東太平洋に主に生息していますが、国内でも稀に発見されています。
以前に読谷村(よみたんそん)の定置網にかかり、海洋博公園によって保護し飼育されていた、雄と雌のクロウミガメを平成27年(2015)より同居させ、平成29年(2017)6月に初めて産卵が確認されました。その後、8月27日~9月16日に11個体が産まれ、その赤ちゃんがウミガメ館で展示されています。
世界的にも研究が進んでいないクロウミガメですが、今回の繁殖成功により、クロウミガメの雌の成熟開始サイズや、卵形成に要する日数が明らかになりました。今後の観察により、世界的にも貴重なデータとなる、さらなる新しい知見が期待されています。
【場所】
海洋博公園内 ウミガメ館
沖縄県本部町字石川424
【開館時間】
通常期(10月~2月)8時30分~17時30分
夏期(3月~9月)8時30分~19時
【定休日】
12月の第1水曜日とその翌日(木曜日)
※台風時などは、臨時休園となる場合あり
【利用料金】
無料
【電話番号(問い合わせ)】
0980-48-2741(海洋博公園)
⇒詳しくはこちら
【駐車場】
あり(無料。海洋博公園駐車場/北ゲート駐車場(P7立体駐車場)を利用)
【交通アクセス】
那覇空港から約2時間(高速利用)
沖縄美ら海水族館から徒歩2分
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