
沖縄県内では7月後半から現在にかけて、熱中症と診断される人が増え、県は熱中症対策を呼び掛けています。
県の調べによれば、今年に熱中症と診断された人は、同じ時期で比較すると過去10年で最多となりました。この原因としては、7月中旬より35度を超える猛暑日が続いたことが挙げられています。
なお、熱中症というと、高齢者や子どもがかかりやすいイメージがありますが、実際のところは医療機関で熱中症と診断された割合は10~20代が一番多く、熱中症のかかりやすさと年齢はほとんど関係がありません。
※ただし、熱中症で緊急搬送された割合は高齢者が3~4割を占めることから、高齢者が重篤な症状になりやすいことは指摘されています。
熱中症対策としては、帽子や日傘など直射日光を避けること、水分、塩分補給を十分に行うこと、日陰など涼しい場所で休憩をこまめにとる、などが挙げられています。また、疲れていたり睡眠不足だったりすると、熱中症にかかりやすいといわれているため、体調管理も大切です。
また、熱中症にかかりやすい環境は気温だけではなく、湿度なども関係しているといわれ、自分が今いる環境を把握しておくことも重要です。熱中症予防のために利用されている数値「暑さ指数(WBGT)」を確認するのも、熱中症予防に有効な手段ですよ。
⇒環境省が提供する「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」はこちら