
2016年11月12日(土)、沖縄県中部の沖縄市にあるコザ十字路壁画広場で体験型の壁画ツアー「コザクロッシング祝祭 2016~万刻津梁之壁~」が開催される。
コザ十字路の壁画は、コザ十字路の埋もれた歴史文化を発信するため、区画整理でむき出しになったビルやアパートの側面を利用して制作を開始。全国でアートプロジェクトに関わる人たちが中心となり、企画から4年の歳月を重ねて平成26年(2014)2月に全長180メートルにもおよぶ世界最大級の壁画が完成した。壁画には沖縄戦で破壊され、今は無き越来城(ごえくじょう)の歴史や戦後の異文化社会など、コザの600年の歴史の中で実際に起こった事柄が描かれている。
今回のツアーでは、地元住民やアーティスト、ミュージシャンらが壁画に描かれた人物に扮して登場。第一幕の「琉球王朝時代 越来城」から始まり、第二幕「戦世 越来グスク破壊」、第三幕「戦後 コザ創成記」、第四幕「黒人街」、第五幕「銀天街」とコザの600年の歴史を歌や踊り、芝居で振り返る。
また、壁画広場では、縁結び菓子のオブジェである「松風ベンチ」にて、「縁結びPartY」を同時開催する。壁画に描かれた琉球王朝時代をイメージした「婚礼の儀」を再現。縁結びにあやかるさまざまなイベントを行う。そのほか、コザのディープなバーをハシゴするナイトツアー「縁結びPartY~恋活ナイトツアー」も行われる。