
沖縄県北部の今帰仁村・今泊(なきじんそん・いまどまり)にはフクギ並木に囲まれた昔ながらの集落が存在します。「福を呼ぶ木」とも言われるフクギは、沖縄では古くから防風林として用いられてきました。また、垣根としての役割も持ち、その垣根が連なって、並木道を作っています。

「フクギ並木」とはといえば、本部町(もとぶちょう)の備瀬(びせ)エリアが有名ですが、観光地化している備瀬よりも、今泊エリアは訪れる人が少ないです。やさしい木漏れ日が差し込むフクギ並木の中をよんなーよんなー(ゆっくりゆっくり)歩くおじいやおばあ、緑の世界に映える赤いハイビスカスの花、鳥のさえずり。集落には沖縄独特のゆったりとした時間が流れていますよ。
人が住んでいる集落なので、そっと訪れて、古き良き沖縄の雰囲気を感じてみてください。大きな声ではしゃいだり、勝手に敷地内に入ったりするなど、住民に迷惑をかける行為はご法度。マナーを守って観光しましょう。