
日本最南端の有人島「波照間島」(はてるまじま)。昭和40年(1965)にオランダ人文学博士のコルネリウス・アウエハント、静子夫妻によって波照間島の祭祀や風習を記録された写真が、電子書籍として発売されている。
「50年経過して退色や劣化していく写真を何とか残したい」と妻の静子さんが、沖縄の電子出版社やフォトライターの桑村ヒロシさん、具志川商業高校のマルチメディア部などの協力を得て出資を募り、電子書籍写真集として復元させた。
50年前の波照間島で生活する人たちの風習や祭りの様子が記録されたフイルム写真を、1枚1時間以上、1年以上の歳月をかけて復元し収録した写真集となっている。また、2015年に静子さんと桑村さんが波照間島を訪れ、今と昔の祭祀や風景を比較した写真も収録されている。