沖縄県北部の本部町（もとぶちょう）にある沖縄美ら海水族館では、平成27年（2015）12月から国内で初となるナンヨウマンタの黒化個体・通称「ブラックマンタ」の展示を開始している。
ナンヨウマンタは全世界の熱帯とその周辺海域に生息するエイ類。エイの仲間では最も大きくなるグループで、体盤幅（体の幅）は最大4メートルにもなる。通常、マンタは背面が黒く腹面は白いが、ブラックマンタは腹面も真っ黒だ。ごくまれにダイバーの目撃例がある程度で、世界的にみても情報は少なく、非常に珍しいマンタとなっている。日本での展示は沖縄美ら海水族館が初めて。館内最大の水槽「黒潮の海」で見ることができる。
沖縄美ら海水族館では、ブラックマンタについて色彩以外に行動などに違いがあるのかなど調査していくとともに、ナンヨウマンタの繁殖に世界で唯一成功している施設でもあるため、今後の飼育下繁殖につなげて種の保存に取り組んでいく。
【展示開始】
平成27年（2015）12月12日(土)～
【場所】
沖縄美ら海水族館「黒潮の海」水槽
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地（海洋博公園内）
【交通アクセス】
沖縄自動車道 許田ICから車で約50分
【電話番号（問い合わせ）】
沖縄美ら海水族館
TEL：0980-48-3748
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