
11月5日(木)、沖縄県庁の向かいに「豆腐よう」の専門店「龍の蔵 県庁前店」がオープンした。紅麹(べにこうじ)で豆腐を発酵、熟成させた豆腐ようは、琉球王朝時代から続く珍味として知られているが、専門店は沖縄でも初めて。
豆腐ように使用する泡盛、島豆腐、紅麹、塩に至るまで沖縄県産のものにこだわり、鍾乳洞で長期熟成させているのが特徴。ひと切れからの販売も行っているが、店の一番人気は料理にも使用できる豆腐ようソース「豆腐ようモダン」。1年以上寝かせた豆腐ようはなめらかでクセがなく、「酒の肴だけではなく、豆腐ようを食卓にも」と考えたのがきっかけだ。

中国の腐乳(フールー)、ヨーロッパのチーズにも似た風味の豆腐ようソースはうまみが強く、どんな食材ともマッチする「料理人泣かせ」な調味料だという。炒め物や和え物はもちろん、そのままご飯にかけるのもおすすめ。
普段使い用に1瓶から販売しているほか、県内外への贈答用として桐箱に入れたセット販売も行っている。