
沖縄県八重山諸島にある小浜島で平均年齢84歳のおばあ(あばあちゃん)で結成された小浜島ばあちゃん合唱団「KBG84(ケー・ビー・ジー・エイティーフォー)」が今話題だ。80歳以上のおばあちゃんのみ入ることができ、最高齢はなんと97歳。10月14日(水)にCDをリリースした。
小浜島の「K」とばあちゃんの「B」、合唱団の「G」の頭文字を取り、平均年齢が84歳ということで「KBG84」のグループ名に。結成のきっかけは、大分県出身で小浜島在住のシンガーソングライター・つちだきくお氏が、数十年前に出会った高齢者をケアするボランティア組織「うふたき会」のおばあたちが、和気あいあいとおしゃべりしたり歌ったりとにぎやかに活動している姿を見て「合唱団にしよう」と提案したことから始まった。
10月14日には、テイチクレコードから「Come on and Dance 小浜島」と「ツルは千年 カメは万年 ばあちゃん百二十歳まで」の2曲入りCDをリリースし、世界152カ国でも販売予定。10月31日(土)には、地元小浜島でおこなわれた「かふぬ島ちゅらさん祭」で、デビュー曲を披露。アップテンポのダンスナンバーを歌いこなすおばあたちに、会場は大いに盛り上がった。
気になる入会条件だが、「女性であること」、「小浜島に住んでいること」、「年齢が80歳以上であること」。この3つをクリアしていれば、誰でもグループに参加することができる。入会式では、ウエディングドレスを着て記念撮影する。
グループの目標は年齢と同じで高く、毎年大みそかにNHKで生放送される「NHK紅白歌合戦」に出場すること。おばあたちの元気で楽しく歌う姿に、今世界中が注目している。