
7月19日(日)、国際通りからほど近い第一牧志公設市場から徒歩10分ほどにある農連市場(農連中央市場)で「おつかれさん!農連市場祭り!!」が開催される。
農連市場は各地の農家が直接野菜を持ち寄って直売していた市場で、昭和28年(1953)に開設。「県民の食の台所」と呼ばれ、これまで地元の人に愛され続けてきたが、老朽化と都市基盤整備のため、2015年度の再開発によりその姿を消すこととなった。
このイベントは、再開発される前までに、レトロ感あふれる農連市場を記憶に残したいとの思いから開催される。さまざまなアーティストが集結し、音楽ライブなどが楽しめるほか、焼き鳥やからあげ専門店、カフェ、かき氷、パンなど、沖縄県内の選りすぐりのおいしいお店の出店もある。
市場長は「10年ぶりの農連市場祭で素晴らしい企画だと思う。市場は対、人とのコミュニケーションの場、空間であり、行くだけで意味がある元気をもらえるそんな“街のオアシス”のような存在」と語る。「おつかれさん!!」と、新旧のバトンタッチを盛大に祝われながら、農連市場60年の歴史に幕が下りる。