
3月8日(日)~10日(火)の3日間、沖縄県中部の浦添市(うらそえし)にある国立劇場おきなわで、沖縄芝居「かりゆし・かりゆし ~恋するシーサー~」が上演される。沖縄の伝統芸能・組踊(くみおどり)や琉球舞踊、三線などの要素がふんだんに織り交ぜられた沖縄版ミュージカルで、子どもから観光客まで楽しめるように作られた作品だ。
300年前、屋根の上に取り付けられた一対のシーサーは、シーサー職人によって勝手に夫婦にされたと不満を持っていた。屋根の上から長年人間を見ていると、自分たちがシーサーだということを忘れて、人間に恋をしてしまうこともあった。夫のシーサーは、琉球の都・首里のお嬢様に片思いをし、思いを打ち明けるべくお嬢様の恋人に決闘を挑むのだが……とんでもない結末が待っていた。
劇中のセリフは沖縄方言が使われるが、標準語訳の字幕があるので、初心者でも十分楽しめる。