
平成26年(2014)11月、沖縄県本島から車で行ける離島として人気の南城市・奥武島(おうじま)に、「奥武島いまいゆ市場」がオープンした。「いまいゆ」とは、沖縄の言葉で「新鮮な魚」の意味。奥武島は、魚やイカに厚い衣が付いた“沖縄風てんぷら”が有名だが、近海で獲れる海の幸もおすすめ。新たな観光スポットが登場し、島は地元客や観光客でにぎわいを見せる。
「いまいゆ市場」は2階建て。1階の鮮魚店には新鮮な魚のほか、刺身や海鮮丼、寿司など、その場で食べられる商品も豊富に並んでいる。そのほか、南城市で育てられた無農薬、減農薬の野菜や果物の販売や、奥武島で栽培されているトーナチン(タカキビ)を使った「トーナンチそば」を味わえる。2階は体験交流のための施設。ハーリーなどの伝統文化が残る奥武島の魅力発信や、児童たちの体験学習や民泊の企画などが行われる。