
波照間島(はてるまじま)は、88星座のうち84星座を観測することができる日本最南端の有人島だ。集落から少し離れると街灯や民家などの灯りに邪魔されることなく、満天の星と出会える。なかでも、おすすめなのは沖縄本島では観測が難しい南十字星だ。
「ペーブス(波照間方言で南十字星のこと)」は1月から6月下旬にかけて、月明かりや雲がないなどの条件がそろえば見ることができる。南十字星は南側の水平線が見渡せる場所から、南中時刻(星座が1番高く上がっている時間帯)の前後2時間(計4時間)が、観察できる最大のチャンスだ。
また、島の南東部にある日本最南端の碑の近くの「星空観測タワー」では、ガイドによる星座解説を聞きながら、星空を観察することができる。