1. 島人に愛される銘酒・多良川の洞窟貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」を見学

島人に愛される銘酒・多良川の洞窟貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」を見学

【投稿日】2019年09月04日(水)| 沖縄発

「多良川(たらがわ)」は、サンゴ礁からなる自然豊かな宮古島で、泡盛を造り続けて70余年。泡盛造り一筋の蔵元です。島の美しい自然が、ゆっくり磨きあげたきれいな水で仕込まれる泡盛が国内外で高く評価されています。まずは本社で泡盛製造工程のビデオを10分ほど鑑賞してから酒蔵見学のスタートです。

多良川

洞窟貯蔵庫までは本社から歩いて5分ほど。周辺には、さとうきび畑やパパイヤの木、グァバの木などがあり、豊かな島の自然を身近に感じられるのも魅力です。多良川の歴史や、島の動植物などの楽しい話を聞きながら、あっという間に時間が過ぎました。

多良川

洞窟貯蔵庫までの道中にある小屋から、子ヤギが顔を出してご挨拶。道端には、ハートの形をしたピンクのメノウ石も隠れているので探してみてくださいね。

多良川

洞窟貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」は、神聖な場所として崇められているウイピャー森のそばにあります。緑に囲まれた地下にあるため、外から見ることはできません。

多良川

石段を下りた先にある貯蔵庫は、もともとあった洞窟を整備してできたものです。昔から地下は、夏と冬の温度差がほとんどなく、適度な湿度と、静かな暗所が、泡盛の熟成に最適なのだそう。

多良川

泡盛の熟成期間は最短3カ月ですが、多良川では一般酒でも一年以上かけて熟成させます。さらに三年以上経過すると古酒(くーす)と呼ばれる泡盛になり、歳月を重ねて寝かすほどに旨味を増していきます。

多良川

全国の多良川ファンが預けた泡盛が大切に保管されています。子どもの誕生や成人式、結婚式など、いろいろな記念日に利用され、ラベルのメッセージには貯蔵オーナーの想いが込められています。

いつ、どこで開けるかは、貯蔵オーナーの選択次第。泡盛は静かにその時を待っています。

多良川

洞窟貯蔵庫の見学を終えたら、貯甕庫を通って本社に戻ります。ここには一般には流通していない貴重な30年物の古酒などが大きな甕の中で寝かせてあります。

多良川

試飲スペースでは、常時約10種のお酒がおかわり自由です。お酒を割るお湯・水まで用意され、至れり尽くせり。酒蔵見学はせずに、お酒だけ購入する方もいるそうです。

多良川

人気銘柄の琉球王朝を試飲させてもらいました。上品な古酒の香りが漂い、まろやかな口当たり、舌の上でころがすと甘みが広がります。いろいろ試飲して気に入った泡盛を見つけたら、宮古島の自然に囲まれた洞窟貯蔵庫で、自分だけの古酒を育ててみませんか?

多良川 酒蔵見学

【住所】
宮古島市城辺砂川85

【問い合わせ(電話番号)】
0980-77-4108

【受付時間】
10時~16時

【定員】
1~40名(大人数の見学はご遠慮頂いております)

【所要時間】
約45分~60分(参加人数により多少の変動があります)

【内容】
泡盛製造工程ビデオ鑑賞・洞窟貯蔵庫見学

【駐車場】
あり

⇒詳しくはこちら

【投稿日】2019年09月04日(水)【投稿者】たびらい編集部

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