1. 旬家(しゅんや) ばんちゃん|自然の恵みに感謝。島の旬を味わう癒しごはん

旬家(しゅんや) ばんちゃん|自然の恵みに感謝。島の旬を味わう癒しごはん

【投稿日】2018年03月13日(火)| 沖縄発

石垣市白保(いしがきし・しらほ)集落に続く小道の先。この静かな場所に、緑の庭が迎える一軒の食事処があります。

ここ「旬家(しゅんや) ばんちゃん」は、決まったメニューのない店。基本は、時間帯ごとに手づくりする「あさごはん」と「ひるごはん」を提供しています。そこには、店主の「旬の素材のおいしさを味わってほしい」「身体にやさしい食事をとってほしい」という想いがあるから。あえてメニューを固定せずに、石垣島産・沖縄県産・国産にこだわった“素材ありき”で、旬の食材を一番おいしく引き立てる献立を考えています。

ばんちゃんの料理

こちらは、ある日の「ひるごはん」。メインのおかずは、6品の中から好きなものを2品選べます。

この日選んだのは「軟骨ソーキのオイスターソース煮込み」と「セーイカ(ソデイカ)のカルパッチョ」の2品。主食にご飯を選ぶと、黒紫舞(こくしまい)ごはん、白保産アーサのおつゆも一緒にお膳の上に並びました。それに、前菜の3種盛り合わせと本日のデザートも付いています。

店内の入口近くには、本日の食材を提供してくれた生産地や生産者の方々の名前を掲示。店主から生産者への「ありがとう」の言葉を添えた掲示を見ると、食材への安心感を得られるのはもちろん、自然の恵みに対する感謝の気持ちが湧いてきます。(黒紫舞は、白米に混ぜて炊くとモチモチとした食感が出る石垣島の特産品のひとつ)

ばんちゃんの料理

おかずの「軟骨ソーキのオイスターソース煮込み、冬瓜と煮卵添え」は、見た目の印象とは違って、意外とさっぱり味わえるひと品。

県産豚の軟骨ソーキは余分な脂をまめにとって、とろとろになるまで煮込んで仕上げています。口に入れると、コクのあるソースと肉の甘みが舌の上でとろけますよ。(軟骨ソーキとは、「軟骨を含む豚のあばら肉」部位のこと)

スタッフ

店主の坂東秀祐さんと奥さま。

「旬家 ばんちゃん」には、地元農家の方々もよく食事に来てくれるそう。坂東さんは「素材をつくってくれた方々がすぐ身近にいるので、素材をおろそかにできないと思っています。自分の引き出しをフルに使って、生産者の想いまで届けられるような店にしたいです」と、日ごろから大切にしている想いを話します。

店内

テーブル席とテラス席のほか、庭がすぐそばの縁側席は一番の人気席です。

席で料理を待っていると、厨房の方からは包丁のトントン…という音も聞こえてきて、まるで家のような居心地の良さ。一つひとつ丁寧に手づくりしているため、ぜひ時間に余裕を持って、のんびりとしたひとときを過ごしてくださいね。

また、店内にはおむつ替えシートや絵本を用意しているほか、お手洗いは車椅子での利用も可能。三世代旅行での食事にもぴったりです。

ばんちゃんの料理

白保(しらほ)の米農家さんがつくったお米を使った「お米のシフォンケーキ」も見つけました。お土産やドライブのおやつに、おひとついかが?

看板猫見習中の猫も庭でくつろぎます。

朝・昼ともに多くのお客が訪れる「旬家 ばんちゃん」。予約の方を優先に案内しているので、来店前の予約は必ずとっておくといいでしょう。

また、坂東さん夫妻が「ゆっくりとした気持ちで、ゆっくりとした時間を過ごしにいらっしゃってください」と話すとおり、店に辿り着く間には細い道も通るので、あせらず徐行運転で向かってくださいね。

【店舗名】
旬家(しゅんや) ばんちゃん

【メニュー例】
おひるごはん 1620円、あさごはん 1080円 など

【持ち帰り例】
お米のシフォンケーキ 黒紫舞/もちきび(1カット190円・ホール1500円) など

【住所】
石垣市白保13-1

【問い合わせ(電話番号)】
0980-87-0813

【営業時間】
あさごはん:8時30分~売切れ次第終了
ひるごはん:11時~売切れ次第終了

【定休日】
不定休

【駐車場】
あり

【備考】
カード利用不可

⇒公式サイトはこちら

【投稿日】2018年03月13日(火)【投稿者】たびらい編集部

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