
県外で料理の修行を積んだ後、南西グランドホテル(現:ホテル日航八重山)の総料理長を長年勤めていた蔵下芳明さんが21年前にオープンしたお店。エネルギッシュな島の野菜や石垣牛など、地元の旬の食材を使うことにこだわったメニューはどれも独創的で、和洋中の枠にとらわれない自由な発想の美味しさを、島の酒と共に味わうことができます。
アクの強いアダンの芯を使った天ぷらも、石垣牛独特の脂身の甘さも、蔵下さんの手にかかると上品な味わいになるから不思議です。どの皿も彩りが美しく、泡盛のセットが、島のヤラブの木で作ったアイスペールで出される演出もうれしいですよ。
落ち着いた雰囲気の店内にはカウンター席、掘りごたつ席、テーブル席があり、地元客の利用も多いので、ゆっくりと過ごしたい人には予約がおすすめです。