1. 公益質屋跡

公益質屋跡

【投稿日】2016年04月28日(木)| 沖縄発

1920年代後半では珍しかったコンクリート造りの建物に、沖縄戦による砲弾跡が生々しく残る

世界大恐慌期で村財政や村民の生活も苦しかった昭和4年(1929)12月に、政府の融資を受けて設立された村営の金融機関(質屋)。高利貸の暴利に苦しむ貧民を救う、村で唯一の福祉施設であった。
 
沖縄戦で島内の建物はことごとく焼き払われたうえに、この施設は島南部の米軍上陸地点から侵攻する方向(日本軍陣地のある「城山」の麓方面)に位置したために、海上の軍艦から多くの砲弾が打ち込まれた。おびただしい弾痕が壁一面に残りながらも、現在も戦跡として原形が保たれている。
 
なお、同施設は、質物の管理・保存のため強固なコンクリートで建てられており、戦前のコンクリート建造物研究の観点からも注目されている。

【住所】
伊江村東江上75

【電話番号(問い合わせ)】
0980-49-2906(伊江村商工観光)

【利用料金】
無料

【駐車場】
なし

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【投稿日】2016年04月28日(木)【投稿者】たびらい編集部

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