
宮古島銘菓「久松五勇士」は、しっとりした生地にバタークリームが入ったもので、生地には宮古島産の黒糖が使われ、独特の製法により黒糖の味と香りを生かしています
名前の由来は、島の英雄として伝わる5人の勇者。
日露戦争中の1905年5月23日、ロシアのバルチック艦隊が宮古近海に現れます。宮古には通信施設が無かったため、久松の若い漁夫たちに急便を託し、石垣島まで緊急事態の報告に向かわせました。
参加したのは、垣花善、垣花清、与那覇蒲、与那覇松、与那覇蒲の5人。嵐の中、170キロの大海洋を「サバニ(漁船)」に乗って15時間かけて渡り、27日に石垣に到着、「敵艦見ゆ」と伝えた彼らは、郷土の英雄として語り継がれています。その5人の功績を讃えて作られたお菓子が「久松五勇士」。
製造しているのは、宮古島で長年愛されるパン工場「富士製菓製パン」。うずまきパンなどの菓子パンから、うずまきラスク、スイートポテトといったお菓子まで、豊富なラインナップを製造販売しています。