
沖縄・宮古島市にある来間島の伝統行事で、旧暦9月の甲午(きのえうま)から2日間行われる。1日目は、スムリヤー・ウブヤー・ヤーマスヤーという3つの家で行われる。この3家のブナカ(祭祀集団)に地域の人たちや親類が集まり、島の豊年と子孫繁栄を祈願する。
また、前年の祭りから翌年の祭り当日までに生まれた赤ちゃんのいる家からは、酒1升とごちそうをもって自分のブナカに出向き、赤ちゃんを紹介し誕生を祝う「マスムリ」が行われる。
2日目は、3家それぞれのブナカが棒踊りを披露しながら集落を練り歩き、「雨乞い座」では祝宴が開かれる。そこには地域住民や観光に訪れた島外の人たちなどが集まり、棒振りやクイチャー踊りなどをみながら祭りを楽しむ。