
旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に、宮古島の各漁港で1年間の航海安全と豊漁を祈願する伝統行事。「サバニ」と言われる沖縄の伝統的な小型漁船でレースが行われます。
沖縄県内各地で「ハーリー」が行なわれますが、宮古島では参加者全員で伝統的な踊りである「クイチャー」を踊ってからハーリーがスタートします。その後、海の恵みに感謝し、航海安全と豊漁を祈願する「御願(うがん)ハーリー」が行われ、大漁旗を掲げた漁船のパレードが続き、大漁旗をなびかせながら来場者へ自慢の旗を披露します。それが終わると、子供や婦人会、各企業や学校関係者によるハーリーの対抗リレーが行われます。
地域によっては、小中学生対象に船の上からパイナップルを投げ、子どもたちが泳いで取り合う余興もあり、子どもから大人まで楽しく参加できる伝統行事です。