
旧正月に行われる竹富町黒島の大綱引き。五穀豊穣と無病息災を祈願して集落が一丸となって行われる綱引きで、南が勝つと「豊作」、北が勝つと「豊漁」と伝えられています。八重山地域では旧暦の正月を祝う行事が減ってきている中、竹富町黒島の東筋集落と仲本集落では恒例行事となっています。
東筋集落では開催を知らせるドラの音とともに住民たちが集まり、「正月ユンタ」という歌で正月の雰囲気を盛り上げます。青年達による勇敢な「ツナヌミン」と呼ばれる武将の戦いを題材とした伝統的な演劇が始まり、その後にお大綱引きが南北に分かれて行われます。大綱引きは地域住民だけでなく、観光客も参加できますよ。綱引き後にはという五穀豊穣の神「ミルク」が登場し五穀祈願の儀式も執り行われます。