ヒルギ林をカヤック、カヌーで楽しむ

沖縄本島には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキの4種が生育している。国指定の天然記念物、慶佐次湾のヒルギ林にはヒルギモドキ(シクンシ科)を除くヒルギ科の3種類のマングローブ林が広がる。
そのうちヤエヤマヒルギは慶佐次が北限となっている。慶佐次川の下流10ヘクタールに生い茂るマングローブは整備された遊歩道で体験することもできる。また、カヤック、カヌーツアーで楽しむことも出来る。
マングローブは海水と淡水の混じり合う汽水域に見られるが、その林は生き物の宝庫である。林ではマングローブ特有の呼吸根や愛嬌のあるトントンミー(ミナミトビハゼ)やシオマネキ、ガサミの類など、亜熱帯の生きものたちの姿を見つけることができる。近くの県下最大の福地ダムまで足を伸ばすのもいい。
空港から高速で許田IC、国道58号線を利用して約2時間20分。国道58線利用だと約3時間。