
1600年代に奥武島に漂着した唐の船を島民が救助し、乗組員を手厚く介抱したといいます。そのお礼として贈られた金の観音像は島の中心部に大切に祀られていました。沖縄戦で観音像も建物も消失したものの、戦後にお堂は再建され、現在では陶製の観音像が安置されています。
現在も島人の信仰の対象として崇拝され、旧暦5月4日に行われる奥武島ハーリー(奥武島海神祭)では、航海安全や豊漁、島民の健康・繁栄が奥武観音堂で祈願されます。また、奥武観音堂の伝承を起源とした「奥武観音堂祭」が5年に1度開催されています。
【住所】
南城市玉城奥武108
【電話番号(問い合わせ)】
098-948-7190(奥武公民館)
【交通】
那覇空港から那覇空港自動車道南風原南IC経由で約30分
【利用料金】
無料
【駐車場】
あり